プライシングスタジオとノウンズは、他社と比較してリーズナブルに基礎的な価格調査が可能なプランの提供を、6月に開始する。
両社の協業によって、ノウンズが運営している大量の消費者意識データを保有する「Knowns Biz」による消費者調査と、プライシングスタジオが提供する価格分析のノウハウによる、リーズナブルなプライシング分析の基礎調査を行うことができるようになる。
データの回収は最短3営業日ほどで完了し、レポート作成まで含めて10営業日程度で提供可能となっている。レポートを通じて値上げ・値下げ時の顧客数・売上の増減や、顧客数・売上が最大化する価格の試算ができる。なお、レポートの作成は30以上の業界、100以上のサービスの値付けを支援しているプライシングスタジオのコンサルタントが担当する。
新規ブランドは1回あたり税別17万円からと、他のリサーチ会社と比較して低価格でのプライシング分析を可能にする。さらに、リリース記念価格として、新規ブランドで1回あたり税別12万円からと、より一層リーズナブルになる。
今回、両社が提供するプランでは、PSM分析(価格感応度分析)を応用した手法を用いて行われる。PSMは「Pricing Sensitivity Meter」の略で、顧客がある商品に対してどれくらいの範囲で価格を受け入れるのかを調査するために使用される手法となっている。
PSM分析は、おもに以下のような用途で用いられる。
- 既存事業における、値上げ余地の検証
- 既存事業における、顧客拡大余地の検証
- 新規事業における、適正価格仮説の検証
- 既存、または新規事業における、価格体系仮説の検証
- 既存、または新規事業における、サービス機能別利用意向仮説の検証
これらの検証は顧客属性ごとに行うことができ、サービスや顧客に対する仮説を検証し、顧客理解を深め、サービス価値の向上につなげられる。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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