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ProductZine Dayの第3回。オフラインとしては初開催です。

ProductZine Day 2024 Summer

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ファインディの取締役CTO佐藤将高氏による著書『エンジニア組織を強くする 開発生産性の教科書』が7月11日に発売

 ファインディは、同社の取締役CTO佐藤将高氏による初の著書『エンジニア組織を強くする 開発生産性の教科書 ~事例から学ぶ、生産性向上への取り組み方~』を、7月11日に技術評論社から発売する。A5判・264ページで価格は2860円。また、6月28日、29日に開催される「開発生産性Conference 2024」で来場者向けに見本誌を公開する。

 執筆にあたって著者の佐藤氏は、3種の生成AI「ChatGPT-4」「Claude」「GitHub Copilot」を活用した。技術者だけでなく、エンジニアリングに興味のあるビジネスサイドやテック企業の経営者などさまざまな人にとって読みやすく構成されている。

 労働人口の減少や企業のDX加速によりIT人材不足が深刻化する中、エンジニア組織の内製化や人材定着も課題となっている。この需要ギャップを解消するには、労働生産性の向上が不可欠。しかし人口減少が加速する現代社会において、生産性の向上が喫緊の課題といえる。

 また、フルリモート勤務者やフリーランスエンジニアの増加などエンジニアの働き方の多様化に伴い、転職意向にも変化が見られている。3月に発表した同社実施の調査(調査期間:1月25日~1月31日/分析対象回答数:771)によると、転職の決め手としてリモートやフレックスなどの働き方に次いで約7割のエンジニアが「技術・開発環境への理解・投資がある」ことを重視していることがわかった。

 企業が強力な開発組織を目指すためには「開発生産性」を高め、組織のパフォーマンスを向上することが必要不可欠となる。そして開発生産性の向上は、エンジニア組織だけでなく経営や事業成長にとっても重要であるという認識も広がっている。

 また、近年IT業界やソフトウェア開発の現場において「開発生産性」について言及される機会が増えている。ソフトウェア開発チームのパフォーマンスを示すための指標「Four Keys」をはじめ、開発生産性の高さを示すさまざまな指標やツールが普及しており、エンジニア組織に対してパフォーマンスの向上や改善点の可視化などのメリットを生み出している。一方で、開発生産性の改善が手付かずな状態の企業や組織も少なくない。

 同書では、こうした現状や課題を踏まえ、生産性の課題に向き合う前提としての「開発生産性とは何か」「どのようにして測るのか」「どのようにして向上するのか」「どういったメリットを得られるのか」といった基礎から応用まで詳細に解説されている。また、幅広い業界で実際に行われた開発生産性向上に向けた5社の取り組み事例も掲載され、大きな成果を生み出した具体的な手法や、エンジニア組織をさらに改善するためのヒントを得られる書籍となっている。

 さらに同書では、SPACEという開発者体験(DX)を向上するための取り組みや、2023年頃から普及したAIを使ってプログラミングを支援するサービス「GitHub Copilot」を活用した最新事例も取り上げられている。単にエンジニア個人の生産性を向上するだけではなく、国内の企業・組織の開発生産性への向き合い方に対してさまざまな角度から紹介されている。

 また、実際に開発生産性向上に取り組む国内企業の事例も掲載されている。各企業の取り組み背景や課題、そして課題に対してのアプローチ方法の具体的な内容など多くの企業に役立つ事例として紹介されている。

 佐藤氏は自社の事例や自身の開発生産性に対する考えをベースにしながら、3種の生成AI「ChatGPT 4」「Claude」「GitHub Copilot」を活用して同書の執筆を進めた。全体の構成については自身の考えをベースに「ChatGPT」を通して骨子を作成し、「Claude」のアウトプット情報と比較しながら「GitHub Copilot」を使って原稿の執筆スピードを高めてきた。そのほか原稿のレビュー過程で文章の校閲を一部で実施するなど、生成AIによる「執筆生産性」の大幅改善も果たしている。

「ChatGPT 4」を使って骨子の素案を作成している画像
「ChatGPT 4」を使って骨子の素案を作成している画像
「GitHub Copilot」の文章補完機能を使用している画像
「GitHub Copilot」の文章補完機能を使用している画像
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)

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