米Amplitudeと米HubSpotは、Go-To-Market(GTM)チームの成約拡大を支援するグローバルな戦略的パートナーシップを、9月18日〜20日(現地時間)に開催されたHubSpotの年次自社イベント「INBOUND 2024」にて発表した。
HubSpotの提供している「Smart CRM」は、カスタマイズ可能で包括的な会社レコードを提供しており、自社のマーケティング、セールス、サービスのチームが単一の統合ビューを通じて顧客の状況を把握できる。一方で、大半のGTMチームは未だに顧客による自社製品の使用状況を理解するのに悪戦苦闘しており、どのユーザーがもっとも熱心でいつ頃のアップグレードを想定し、どのような問題を抱えているかを把握しきれていない。
HubSpotの機能とAmplitudeの顧客行動データを組み合わせることによって、上記のようなGTMチームでもグロースの推進が可能になる。マーケターの場合、Amplitudeのインサイトが組み込まれたHubSpotの強力なリードスコアリング機能を活用することで、セールスチームへのリードを強化し、よりターゲットを絞ったマーケティング・キャンペーンを構築できる。セールス/カスタマーサクセスチームなら、HubSpotの顧客ヘルススコア機能の利用によって、拡大の適切なタイミングを理解して顧客離れリスクの低減が可能になる。すべての顧客タッチポイントに行動インサイトを取り入れることで、GTMは部門全体でさらに優れた成果を生み出せる。
HubSpotとAmplitudeの統合拡大によって、GTMチームは従来型のCRMデータと照らし合わせて製品の使用状況を追跡することが容易になる。従来、製品データとマーケティングデータが分断されていたため、パーソナライズされた体験の大規模な提供は不可能だったが、今後HubSpotとAmplitude共通の顧客はHubSpotダッシュボード内でAmplitudeのチャートを確認することで、製品の使用状況やその他の主要な購買シグナルに基づいて、顧客コホートをターゲットとすることができる。このような連携を通じて、企業は適切なタイミング、適切なメッセージでのユーザーとの関与が可能になる。ほかにも、HubSpotデータをAmplitudeに取り込むことによって、マーケティングキャンペーンのパフォーマンスを把握できる。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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