ファインディは、同社の運営するエンジニア組織支援SaaS「Findy Team+(チームプラス)」の、プロダクトビジョン「チームに開発革命を」を策定したことを10月31日に発表した。
開発現場ではこれまで「コーディング」が中心だったが、AIツールなどを使った要件整理や企画設計が主流になりつつあり、「クリエイティビティ」の重要性が高まっている。将来的に、エンジニアは「プログラミングをする時間」とあわせて、チームメンバーや生成AIと「ディスカッションする時間」が増加していくことが予想される。
さらに、AIによって「個人の生産性」が強化される中で、「チームの生産性」の向上や意思決定がより重要視されるようになってくるとともに、開発スピードや開発ボリュームといった「定量的な効率性」だけでなく、エンジニアが働きやすい環境をつくる「定性的なエンゲージメント」の向上が求められるようになる。
これらの変化に対応するには、ゼロからソフトウェアを生み出す「0→1の開発力」に加えて、AIが持つ世界中の知識と独自のノウハウをかけ合わせる「ナレッジの共有力」がますます重要となっていく。
Findy Team+では、チームという生き物をデータで捉えてAIでフィードバックすることによって、開発プロセス自体をイノベーションするとともに、活き活きとした開発者体験を実現する。今回のプロダクトビジョン「チームに開発革命を」の策定は、エンジニア組織だけでなくビジネス全体の大きな成長を目指すべく行われた。
Findy Team+は、GitHub、GitLab、Bitbucket、Backlog、Jiraなどを解析して、「Four Keys」や「サイクルタイム」を含む開発のアクティビティ・効率・クオリティなどを可視化することで、開発生産性・開発者体験向上をサポートするSaaS。データ解析や生成AI、機械学習といった先進技術を活用して、「可視化」「指標化」「自動化」「越境化」といった4つの指標からチームにおける効率的かつ効果的な生産性の高い開発プロセスの実現を目指している。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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