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Sprocket、生成AIで特定セグメントのペルソナとの会話を可能にする「ペルソナトーク 2.0」β版の提供を開始

 Sprocketは、生成AIによって作り出された特定のセグメントのペルソナと対話できる新機能「ペルソナトーク 2.0」の提供を、1月9日に開始した。

 同社は、顧客がWebサイトで取った行動を「行動データ」としてリアルタイムに収集しており、行動データから特定顧客の思考や行動パターンを再現するペルソナを生成して、そのペルソナとのリアルタイムでの対話を可能にする「ペルソナトーク」を開発している。

 ペルソナトークは、特定の顧客(n=1)に焦点を当ててその行動履歴や購買パターンから、個人の特徴を深く理解することを目的として開発され、「なぜこの顧客がこのような行動をとったのか」という個別の顧客心理の解明に役立てられる。

 一方で、マーケティング施策の企画立案では、特定の顧客ではなくセグメント単位での顧客理解や発想も必要となることから、利用者から「特定のセグメントを対象にして使いたい」という相談も寄せられていた。

 今回、提供が開始されたペルソナトーク 2.0では、マーケティング施策の企画において個人の偏りに左右されず、セグメント単位での顧客理解も重視して、企業や商品、サービスといった基本情報を事前にインプットできる機能と、相談したいペルソナを「セグメント条件」で自由に指定可能な機能が追加されている。

 これらの新機能によって、新商品の企画段階で「環境意識の高い30代女性の反応はどうだろう」「最近の購入者に共通する特徴はなんだろう」といった対話ができるようになり、生成されたペルソナは「私だったらこう考えます」というように、該当するセグメントの特徴を踏まえた意見を返せるようになる。

「ペルソナトーク 2.0」の使用イメージ
ペルソナトーク 2.0の使用イメージ

 新機能を活用することで、以下のような効果が期待される。

  • 企画立案から実行までのスピードアップ
  • より的確なターゲット理解に基づく施策立案
  • チーム内での顧客理解の共有促進
  • 顧客調査コストの最適化

 ペルソナトーク 2.0は、同社の提供するBIプロダクト「Sprocket Insights」のβ版機能として提供され、すでにSprocket Insightsを利用しているユーザーなら追加費用なしで利用可能となっている。

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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)

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