Relicは、大学、研究機関、企業におけるR&D部門に対して、研究技術を市場価値のある事業へつなげていく支援を行う組織「ディープテックイノベーションセンター」を新設したことを、1月22日に発表した。

今回、設立されたディープテックイノベーションセンターでは、Relicがこれまで行ってきた支援実績を基盤に、「専門家チームの伴走支援」「市場に即した事業モデル構築」「迅速な資金調達支援」を提供する。
専門家チームの伴走支援としては、技術シーズ探索、特許を含めた戦略設計、プロダクト開発、マーケティング、グローバルソーシング、アライアンス構築といった各分野のプロフェッショナルが、事業の立ち上げを包括的にサポートするとともに、学内、企業内のインハウス支援者のスキルアップ支援も行う。
市場に即した事業モデル構築としては、技術の市場適応性を徹底的に分析し、競争力のあるビジネスモデルの構築を支援する。
迅速な資金調達支援としては、VCとしての機能も有しているRelicからの投資だけでなく、投資家ネットワークを活用して、事業化に必要な資金調達をスピーディーに実現するためのフォローを行う。
具体的には、R&D部隊出身者に加えて戦略ファーム、ベンチャーキャピタル、起業家といった、多様なバックグラウンドを持つ350名以上のメンバーが在籍するRelicの叡智を結集して、以下のアプローチを実施する。

なお、ディープテックイノベーションセンターはすでに、大手データ通信企業における技術戦略策定およびソーシング支援、私立大学においては科学技術振興機構(JST)大学発新事業創出プログラム(START)の一環としての講座や、イノベーション創出部隊におけるエグゼキューションおよび伴走支援、自治体における技術起点の事業開発支援、大手経済メディアにおけるトレンドレポートの発信といった、複数案件の支援をスタートしている。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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