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「Backlog」、「ドキュメント機能」に共同作業でチームワークマネジメントをスムーズにする6つの機能を追加

 ヌーラボは、同社が提供しているプロジェクト・タスク管理ツール「Backlog」において、議事録やマニュアルが簡単に作成でき複数人での同時編集が可能な「ドキュメント機能」に6つの新機能を追加したことを、1月23日に発表した。このアップデートにより、ドキュメントから直接「課題」を作成でき、@コマンドで日付やユーザー、共有ファイルなどへのリンクが挿入できるようになった。プロジェクト・タスク管理やチームワークマネジメントが一層効率化され、共同作業がよりスムーズに行えるようになった。

 「ドキュメント機能」は、現在の「Wiki機能」に代わる文章作成・共有機能となる。ユーザーから要望の多かった複数人での同時編集を実現し、会議中に複数のメンバーで議事録を同時に編集したり、ブログの執筆などをよりスムーズに行ったりすることが可能となる。今回追加された新機能では、ドキュメント作成や情報共有のプロセスをさらに改善し、より効果的にプロジェクトを進められるため、チームワークマネジメントの促進につながる。

 新たに追加された6つの機能は以下の通り。

1.@コマンド」の使用が可能に

 ドキュメント本文で半角「@」を入力すると、日付、ユーザー、課題、ドキュメント、共有ファイルなどをダイアログから簡単に挿入できるようになった。この機能により、ドキュメント内の情報整理がさらに簡単になり、プロジェクトチーム内でのコミュニケーションがよりスムーズに行える。また「プロジェクトをまたぐ」設定を有効にすると別プロジェクトの課題も挿入でき、プロジェクトを横断した議事録作成時にも使える。

2.ドキュメントから課題の作成が可能に

 ドキュメント上に記載したテキストを選択し、直接課題を作成できる。これによりドキュメントと課題を簡単に関連付けられる。プロジェクトの重要な情報をドキュメント内で把握しやすくなり、プロジェクト・タスク管理がより効率的に行える。例えば会議中にメモしていたタスクをその場で課題が作成でき、抜け漏れを防ぐことも可能。

3.ファイルも添付可能に

 これまでは画像ファイルのみをドキュメントに添付できたが、今回のアップデートによりPDFやWord、Excelなど、ほかのファイル形式も直接添付できるようになった。これによりプロジェクトに関連する資料を一元管理し、チーム内での情報共有が一層効率化される。

4.動画の埋め込みが可能に

 動画の埋め込みにも対応し、プロジェクトに関連した動画コンテンツを直接ドキュメント内で表示できるようになった。視覚的に情報を共有できるため、複雑な説明や操作手順などをよりわかりやすく伝えられる。例えば、プレゼンテーション資料や製品デモンストレーション動画をドキュメント内に埋め込むことでチームメンバー全員が一貫した情報を参照でき、理解の深化とコミュニケーションの向上につながる。

5.Mermaid記法がサポートされました

 コードブロック内でMermaid記法がサポートされ、図の埋め込みが可能になった。Mermaidは、テキストベースでフローチャートやシーケンス図などを作成できるツール。図を活用することで複雑な情報やプロセスを視覚的に表現し、ドキュメント内の情報共有を効果的かつわかりやすく誰もが理解しやすい形で情報を共有できる。

6.本文の表示にまつわる設定の追加

 「本文の横幅を拡大する機能」と「目次を表示する機能」が追加され、好みに合わせて画面をカスタマイズできるようになった。「本文の横幅を拡大する機能」では、もともと文章の読みやすさを考慮して固定の最大幅が設定されていたが、テーブルや図、コードなど横幅を必要とするコンテンツも見やすくなるように、柔軟に幅を調整できる。

 また「目次を表示する機能」では、シンプルなビューで本文に集中したい場合に目次を非表示にできる。さらに、本文の横幅を拡大する機能やツリーの折りたたみ機能と組み合わせることで自分好みの表示にすることも可能となった。

 将来的にWiki機能は「ドキュメント機能」へ統合する予定となっている。なお、正式な機能統合のタイミングまでは、現在のWiki機能は引き続き利用できる。サービスの安定性を重視しながら、ユーザーからのフィードバックをもとに機能改善や新機能の開発などによりドキュメント機能の利用拡大を図り、サービスの安定性が確認でき次第Wikiからドキュメントへの移行をサポートする機能の開発・統合を検討する。

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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)

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