アスマークは、1都3県・2府2県に在住する20〜50代の男女を対象に実施した、「サブスクリプションサービスに関するアンケート調査」の結果を、1月29日に発表した。同調査は、サブスクリプションサービスの意味や仕組みを十分に理解している人800名に対して、1月8日〜9日の期間に行われている。
調査対象者に、サブスクリプションサービスの契約経験を尋ねたところ、7割超の人がサブスクリプションサービスの契約経験があり、うち10%はすでに解約済みだった。「現在契約しているサービスがある」という回答を性年代別でみると、男性では20〜30代で70%以上、40〜50代で50%以上と大きな差が生じている。また、女性では20代のみ突出していた。「契約したことがない」と回答する割合は、年代に比例して高まる傾向にあり、50代では40%超に達している。
エンターテインメント(音楽、動画、漫画、ゲームなど)分野のサブスクリプションサービスの契約経験がある人に、現在契約しているサブスクリプションサービスについて、改善を希望するものを、すでに解約した人には解約理由をそれぞれ尋ねた質問(複数回答)では、現在利用している人の改善希望と解約した人の解約理由を比較した結果、「料金・コスト」の回答に差がみられた。現在利用している人の改善希望としては、「料金・コスト」が約55%だったのに対して、すでに解約済みの人では約70%に達している。
自身で現在契約しているサブスクリプションサービスの、月額の利用金額についてどの程度把握できているかを尋ねたところ、「把握できている」という回答が93.9%を占めており、男女別では男性の方が「把握できている」という回答がやや多く、性年代別では20代の男性の「細かく把握できている」という回答がとりわけ多かった。
サブスクリプションサービスを契約していない人に、その理由を尋ねた質問(複数回答)では、「必要性を感じない」がもっとも多く、以下「費用が高いと感じる」「定期契約をすることに抵抗がある」が続いている。男女別でみると、男性では「必要性を感じない」が多く、女性では「手続きが面倒だと感じる」と答えた割合が男性の2倍に達した。
こんなサブスクリプションサービスがあったらいいなと思うものを、自由に答えてもらったところ、「お米の定期便」「カメラのサブスクリプション」「全国のお土産を定期的に届けるサービス」「子ども自転車」「野菜のサブスク」といった回答をはじめ、「自分に合ったプランを自分で作れるサービスがあったらいいなと思います」「ジャンルにとらわれず、必要なものを選定して料金を払えるサービス」「サブスクでも使用頻度により料金体系が変わる」「使わなかった月はキャッシュバックしてくれるサービス」といった声も寄せられている。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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