博報堂は、生成AIを活用して顧客の声(VoC:Voice of Customer)を可視化・分析するコンサルティングサービス「DATA GEAR Voice Analysis」の提供を、2月7日に開始した。
DATA GEAR Voice Analysisは、企業が保有するアンケート、チャットログ、カスタマーサポートの記録、口コミデータといった、多様な「生活者の声データ」を分析して、企業の成長を加速させるインサイトを発見・提供するサービス。同社が長年積み重ねてきた生活者発想と、生成AIを用いた高度なデータ分析機能を活用して、膨大なデータから生活者の潜在的なニーズや不満を短期間で発見できる。
各業界や企業特有のマーケティングロジックを生成AIに組み込んで、個別企業に適した「ならではのインサイト」を提供することによって、従来の分析手法では見落とされがちな課題や施策の方向性を明確化して、ビジネス強化を支援する。
さらに、クライアント企業が自社で生成AIを活用した生活者の声データの分析や活用を可能にする体制構築の支援も行うため、継続的に「生活者の声データ」を活用してデータドリブンなマーケティングや顧客体験の向上を実現できる。

サービス提供にあたっては、企業ごとのニーズに合わせた柔軟なコンサルティングを提供し、クイックな分析から継続的なモニタリング、分析要件定義の策定まで、あらゆる段階で企業のデータ活用精度を向上させる。あわせて、顧客のニーズや不満の深層を探り出して新規市場開拓の機会を創出するための深い洞察を提供することで、ターゲットセグメントの精緻な理解と最適化にも貢献し、企業のマーケティング成果向上を目指す。
DATA GEAR Voice Analysisのおもなユースケースは以下の通り。
- 業界特化型インサイトの抽出:各業界や企業の独自課題に基づいたインサイトを発見して、新たなビジネス機会を創出
- 生活者の不満やリスクの早期発見:ネガティブな口コミや生活者からの不満に関するデータを分析し、迅速にリスクを把握
- 新商品ローンチ時の反響把握:新商品やサービスの市場反応を分析し、ターゲットにリーチしているかなどの反響を把握
- マーケティング実行策の効果検証:キャンペーンや広告施策のパフォーマンスを評価し、改善ポイントを把握
- 生活者の購買行動や傾向把握:生活者の購入動機や意思決定プロセスを深く理解し、販売促進につながる示唆を把握
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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