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アジャイルに取り組む5社が共同プロジェクト「Japan Agile Collaboration Kernel」を発足

 KDDIアジャイル開発センターは、国内のアジャイル分野を牽引する企業とともに、新プロジェクト「Japan Agile Collaboration Kernel(以下、JACK)」を発足したことを、3月25日に発表した。

 同プロジェクトは、KDDIアジャイル開発センター、永和システムマネジメント、レッドジャーニー、クリエーションライン、グロース・アーキテクチャ&チームスの5社による共同プロジェクトとなる。

 DX(デジタルトランスフォーメーション)とアジャイルの重要性が世界的に高まる中、国内ではDX推進やアジャイル導入が他国に比べ遅れており、多くの企業が課題を抱えている。こうした状況を踏まえ「JACK」は企業の変革を促進する場を提供し、持続的なビジネス成長を支える「共創の核」となることを目指し、4月から順次活動を開始する。

 同プロジェクトのおもな提供価値として、以下を挙げている。

  • ビジネスとアジャイルを本気で議論できる場
  • 信頼できるパートナーと出会い、共創を育む場
  • チャレンジを後押しし、学び合う場
  • 課題と解決の知恵をつなぐ場
  • 成長速度を高め、成果を最大化する場

 また、プロジェクトの発足にあたって、各社は以下のように述べている。

JACK 副代表理事 KDDIアジャイル開発センター株式会社 代表取締役社 長木暮圭一氏

 「弊社は、KDDI内で2013年7月にアジャイルの取り組みを開始して以来、お客さま提供価値を追求しながらアジャイルに徹底的にこだわり、2022年7月に培った実践知と共に「KDDIアジャイル開発センター株式会社」として分社化しました。設立にあたりアジャイルこそがDXの最適解と強く信じ、不退転の気持ちで社名に“アジャイル”を組み込ませていただきました。

 さてここ数年多くの企業様がDXに取り組んでいらっしゃると思いますが、様々な要因、特に日本固有の文化や慣習で成果が出ていないケースをお聞きします。我々は教科書通りのアジャイルではなく、企業様の状況にカスタマイズしフィットさせビジネスを加速させていくことが重要であり、数多くの実践知こそが最短でゴールに進むための羅針盤と考えています。

 今回、アジャイルに強く共感、数多くの実践知を保有する5社が終結しプロジェクトを始動しますが、今後より多く実践企業様にお集まりいただき、アジャイルの力で日本のビジネスがさらに加速することを強く願っております。

 アジャイルの名の下に、我々と共に、変化を友に」

JACK 代表理事 グロース・アーキテクチャ&チームス株式会社 代表取締役社長 鈴木雄介氏

 「JACKの取り組みを通じ、日本企業がアジャイルの活用するための実践知を共有することで、アジャイルチームの成果が組織の成果へと繋がり、日本社会が成長していくことを心から願っています。また、初代代表理事として、本プロジェクトの拡大に向けて、真摯に、地道に取り組んでいきます」

JACK 理事 株式会社永和システムマネジメント 代表取締役社長 平鍋健児氏

 「長く日本でアジャイルに取り組んできましたが、日本の産業全体で、今ほど経営が「売上重視」から「人重視」へと変わろうとしている瞬間はありません。そして、その鍵がアジャイルにあるのだろうと思うのです。会社という枠組みを超え、ビジネスに携わる人ひとりひとりの、内から湧き上がる情熱を大切に、JACKがその情熱を支える核になれたら、と思っています」

JACK 理事 クリエーションライン株式会社 代表取締役社長 安田忠弘氏

 「JACKの理事として、この素晴らしい場づくりに参加できることを大変光栄に思っています。ビジネスとアジャイルを深く、本質的に議論できるこの環境は、まさに野中郁次郎先生が提唱される「知的コンバット」の場そのものです。

 私は、この場に集う企業/団体のエンジニアやデザイナー、コーポレート部門など、事業運営を担うすべての方々が、今よりもさらにイキイキと主体的に、物心両面で成長できるよう真摯に取り組んでまいります。私たちが本気で議論を交わし、切磋琢磨することで、社会全体に新たな価値をもたらすことができると強く信じています。このプロジェクトから次の時代を担うイノベーションを生み出し、共に未来を切り拓いていきましょう!」

JACK 理事 株式会社レッドジャーニー 代表取締役社長 市谷聡啓氏

 「日本の組織が新たな価値づくりに向けて挑む、その営みは様々な「厄介な問題」に直面していくことになるのを痛感してきました。このトライに対して、それに寄り添う側にもまた、多様な実践知が必要となります。私達は寄り添う側の力を結集し、日本の組織が芯からアジャイルになっていく、その旅をともにしていく活動を新たに始めます。この旅路が皆さんと繋がり、あらゆる交差を生み出し、そして変曲点となることに希望を持っています」

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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)

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