STYZが運営するインクルーシブデザインスタジオ「CULUMU(くるむ)」は、企業のアクセシビリティ対応を支えることによって、すべての人にアクセシブルな体験の提供を支援する、企業導入型アクセシビリティサービス「CULUMUアクセシビリティ」の提供を、4月1日に開始する。

CULUMUアクセシビリティは、企業のWeb・アプリ担当者・制作会社・アクセシビリティスペシャリスト・社会課題に直面する当事者が連携して、長期的なアクセシビリティ向上を目指すクラウドベースのプラットフォーム。月額・年額契約でいつでも専門家への相談が可能になり、利用者のリアルな声をもとに課題を可視化して継続的な改善を実施できる。

具体的には、障がい当事者による評価と研修を導入して、サイトやアプリをユーザー視点で検証・フィードバックするとともに、専門家が迅速に課題を発見して改善提案までスピーディに対応する。継続的なサポートを可能にする料金体系を採用しているため、企業規模や予算に合わせて柔軟に導入でき、専門家のアドバイスやワークショップなど包括的な支援を通じて、組織全体でアクセシビリティを持続的に高める仕組みを提供していく。

標準サービスでは、プラン選択と契約後に対象ページのデータ提出を受け、専門家によるアクセシビリティ調査・診断を経て、レポートをもとに改善提案からサポートまでを提供する。あわせて、アクセシビリティを考慮したデザイン支援やコーディングサポート、当事者参加型ワークショップ・研修といった追加オプションも用意しており、より包括的な課題の解決が可能になる。

エンタープライズ向けプランでは、月額プランと年額プランを用意している。また、要望に応じたカスタマイズにも対応する。料金は、月額プランが10ページまで月額20万円、20ページまで月額35万円。年額プランは年間100ページまで年額180万円、年間150ページまで年額270万円。
そのほか、制作会社・デザイン会社・代理店向けプランとして、1ページあたり2万円を基本とするアクセシビリティ提案サポートや無料診断サポートの提供も行う。短期対応や試験導入に適したスポットプランも用意しており、ニーズに合わせて利用できる。

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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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