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ファインディのコミュニティイベント「PM Hub」レポート

生成AIによるプロダクトマネージャー業務効率化のリアル──海外カスタマーインタビューからリサーチ業務の効率化まで

ファインディのコミュニティイベント「PM Hub」レポート 第15回

まとめ

 今回のイベントでは、生成AIによる業務効率化の現実が多角的に語られました。両社の取り組みから共通して見えてきたのは、以下のポイントです。

1.段階的なAI活用の重要性

 ジグザグ社の事例では、一次情報の取得には人間の確認が必要だが、その後の分析はAIで加速できるという明確な役割分担を示しました。AIを万能視するのではなく、人間とAIの強みを活かした協働が重要です。

2.作業と仕事の区別

 ユアスタンド社の事例では、AIが奪うのは「作業」であり、与えるのは「仕事」であるという視点を提示しました。定型的業務の自動化により、人間はより創造的で価値の高い活動に集中できるようになります。

3.組織全体でのAI活用

 両社とも、個人レベルでのAI活用ではなく、組織全体でのAI活用を推進しています。プロセス設計、ツール選定、役割分担の明確化など、組織的な取り組みが成功の鍵となっています。

4.継続的な試行錯誤

 どちらの事例も、完璧なソリューションを最初から作るのではなく、小さく試して改善を重ねるアプローチを取っています。AI活用では、継続的な試行錯誤と学習が不可欠といえます。

 生成AIの活用は、単なる効率化ツールではなく、働き方そのものを変革する可能性を秘めています。今回のイベントで紹介された事例は、その可能性を実践的に示す貴重な学びとなりました。プロダクトマネージャーにとって、AI時代の働き方を考える上で、多くの示唆に富む内容でした。

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この記事の著者

ファインディ株式会社 プロダクトマネジメント室(ファインディカブシキガイシャ)

プロダクトマネージャー向けのイベントを開催しているコミュニティです。各社のプロダクトマネジメントに関する取り組み事例や成功事例をLTやパネルディスカッションを通じて共有し、またプロダクトマネージャー同士の懇親の場を設け、それぞれが取り組んでいる課題やベストプラクティスについて話し合い、社内に閉じがち...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://productzine.jp/article/detail/3830 2025/10/31 16:00

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