シンガポールのAhrefs(エイチレフス)は、同社の提供するAI検索可視化ツール「Ahrefs ブランドレーダー」を使用して行った、日本国内における主要AI検索エンジン4社(ChatGPT、AIモード、Microsoft Copilot、Perplexity)が、回答生成時に引用している情報源を分析・調査した結果を10月22日に発表した。
調査結果によれば、ChatGPTの引用ドメイン上位は「Reddit」「Wikipedia(英語版)」「Ameblo」となっており、海外の専門的な議論やグローバルな視点、企業公式情報に強い傾向がみられる。
AIモードの引用ドメイン上位は「YouTube」「Google.com」「Wikipedia(日本語版)」で、動画解説、ビジュアル情報、SNSのトレンドに強い。
Microsoft Copilotの引用ドメイン上位は「Wikipedia(日本語版)」「Bing.com」「note」となっており、客観的で信頼性の高い情報や、定義・比較情報に強い傾向がみられる。
Perplexityの引用ドメイン上位は「Yahoo! 知恵袋」「YouTube」「Wikipedia(日本語版)」で、もっとも総合的で幅広い情報源戦略をとっており、あらゆる質問への対応が可能となっている。

今回の分析・調査に用いられたAhrefs ブランドレーダーは、AI検索・Web上のブランドシェアを一元的に可視化して、ブランドの「強い領域」「見落としている領域」「アクションが必要な領域」を俯瞰的に把握できる。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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