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Okta、業務アプリの利用動向に関する年次調査「Businesses at Work 2022」を発表

 米Oktaは、世界中のユーザーが使用した業務アプリの利用動向に関する年次調査「Businesses at Work 2022」の結果を、1月26日に発表した。同調査は、Oktaが提供している7000以上のアプリケーションと連携する「Okta Integration Network」の匿名化されたデータに基づいており、2020年11月1日~2021年10月31日の期間のデータが分析対象となっている。

 調査結果によれば、もっとも人気のある業務アプリ(顧客数ベース)は、前回調査に引き続きMicrosoft 365だった、2位はAmazon Web Services、3位はGoogle Workspaceが獲得した。

 もっとも急成長した業務アプリ(顧客数ベース)では、Notion、TripActions、Postman、Keeper、Airtable、Fivetran、Gongがランクインしており、7割をまったく新しいアプリが占めている。

 ユニークユーザー数ベースでもっとも成長した業務アプリは、Netskope、Calendly、Notion、TripActionsなどだった。

 Microsoft 365を導入している同社の顧客の割合をみると、ベストオブブリードによるアプリケーションの採用が増加していることが明らかになっており、Microsoft 365を導入している顧客のうち、Google Workspaceを導入した顧客は前年の36%から38%に増加している。Amazon Web Servicesも同様で、前年の41%から43%に、Zoomは42%から45%に、Slackは32%から33%に、それぞれ増加した。

 リモートアクセスソリューションのランキングでは、パロアルトネットワークスのGlobalProtectが前回調査に引き続き1位を獲得し、2位にはCisco AnyConnect、3位にはAWS Client VPN、4位にはFortinet FortiGate、5位にはZscalerがランクインしている。

 多要素認証(MFA)の要素別ランキングでは、従業員向けアイデンティティ管理を導入しているワークフォースの顧客と、エンドユーザー向けに顧客アイデンティティ管理を導入しているCIAM(Customer Identity and Access Management)の顧客に分けて調査が行われた。

 ワークフォースの顧客では、弱い知識ベースのMFAの要素から、Okta Verifyのような強い所有ベースの要素、WebAuthn(FIDO2)をサポートするバイオメトリック要素へと移行している傾向がみられる。Okta Verifyを利用するユーザーは、前年の82%から85%に増加した。セキュリティキーとバイオメトリックは、前年の17%から21%に、電子メールの利用も10%に伸びている。一方で、ワークフォースの顧客による認証要素では、弱いSMS/通話やセキュリティ質問などの利用が減少していることが確認できる。

 CIAMの顧客では、顧客体験と使いやすさとセキュリティのバランスを取っていることが明らかになっており、電子メールの利用は前年の32%から46%に増加した。また、セキュリティキーとバイオメトリクスのカテゴリは横ばいながら、CIAMの顧客の3%がWebAuthnを導入している。

 もっとも人気のある開発者向けツールは、Atlassian Product Suiteが前年比36%、GitHubが前年比41%に成長した。PagerDutyは前年比38%増、Datadogは44%増となっている。トップ10のうち、7つがアプリの監視とインシデント対応を扱っており、うち4つがログアグリゲータのSplunk、Datadog、New Relic、Sumo Logic、、2つがモニタリング・システムのSentryとAtlassian Statuspage、1つがインシデント管理システムのPagerDutyだった。

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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)

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