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ProductZine Day 2024 Summer

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プロダクトづくりが捗るエキスパートから学ぶFigma/FigJam実践活用術

「チームの目線がそろいユーザー理解も深まる」──スマートバンクのUXリサーチにおけるFigJam活用法

プロダクトづくりが捗るエキスパートから学ぶFigma/FigJam実践活用術 第2回

 前回の記事では、プロダクトマネージャーにとっての Figma/FigJam活用例をご紹介しました。ここからは、各社のプロダクト開発での活用方法について、実際にFigma/FigJamを活用されている企業へのインタビューをもとにご紹介していきます。今回は、家計管理サービス「B/43(ビーヨンサン)」を提供する株式会社スマートバンクのUXリサーチャー 瀧本はろか氏に「UXリサーチ」におけるFigJam活用について伺います。

スマートバンクの「Think N1」文化を支えるUXリサーチャー

谷(筆者):まずはスマートバンクさんの「UXリサーチ」の位置付けや役割について教えてください。

瀧本:弊社は「Think N1」というバリューを掲げており、社員全員がリサーチを通じてユーザー理解を深め、プロダクト開発に当たるということを大切にしています。UXリサーチャーはこの「Think N1」を体現する職種と位置付けられており、さまざまな職種のメンバーに伴走する形でリサーチを行うとともに、プロダクト広報や採用広報、組織に「Think N1」の文化を伝えていく役割も担っています。

 企業によってUXリサーチャーが関わる職種や開発プロセスが異なっているかと思いますが、弊社は関わる職種も多岐に亘り、設計段階からリサーチプロジェクトを一緒に進めることが特徴です。

図1 リサーチャーの業務範囲と分担(クリックまたはタップで拡大します、以下同)
図1 リサーチャーの業務範囲と分担(クリックまたはタップで拡大します、以下同)

 このように、業務範囲が広い状況の中で、私がUXリサーチャーとして常に意識していることは、「リサーチを通じて社員全員がユーザー視点を常に感じられ、ユーザーについて不安なく業務に取りかかれる状態にする」ことです。私の業務は、それに向けた環境づくりとも言えます。

:リサーチだけでなく会社づくりに幅広く関わられているのですね。その中でFigJamを活用されるシーンについて教えてください。

瀧本:スマートバンクでは、社内でリサーチ結果共有のために利用することが多いのですが、社外パートナーへの説明資料として使う場合もあります。

 社内共有について先に申し上げると、弊社では、プロダクト開発の各段階でリサーチを行っています。具体的には、企画段階の「課題・価値定義」「価値検証」、リリース前後の「評価」「効果測定」などです。これらのリサーチ結果をまとめる際にFigJamを使用しています。

 弊社のプロダクト開発では、プロジェクトごとに「組織横断的なチーム」を組成することが特徴です。リサーチする場合も、UXリサーチャーが単独で動くということはなく、プロダクトマネージャーやデザイナー、エンジニアなどを交えたチームを組成し、一緒にリサーチ設計から行います。いろいろな職種のメンバーとコラボレーションするうえで、FigJamにリサーチ結果を一元化して活用しています。

図2 プロダクト開発におけるリサーチの種類
図2 プロダクト開発におけるリサーチの種類

 また、UXリサーチ以外にも、中期事業計画を可視化・共有する場面や「これからのスマートバンクを考えよう」といった議論をする際にFigJamを使用することもあります。

:社外パートナーとの連携ではどのように活用されていますか?

瀧本:主に弊社サービスを使うユーザー像の説明資料として使っています。例えば広告代理店、銀行などの担当者さまに紹介するシーンで弊社のマーケターや財務担当者自身が「B/43」のユーザーについて説明をします。そうした場面で使えるように、ユーザーの課題や生活背景をまとめた資料をFigJamで作成しています。

次のページ
UXリサーチにおけるFigJam活用

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この記事の著者

谷 拓樹(Figma Japan株式会社)(タニ ヒロキ)

Figma Japan株式会社デザイナーアドボケート。中小企業向けのSaaS、フリーランスでの受託、起業やスタートアップでの開発チーム立ち上げを経験。Webのフロントエンド開発や、UI・UX設計をおこなう。現在はFigmaのマーケティングやリソースの設計・開発に取り組んでいる。またデザインシステムに...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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