EXIDEAは、従業員数1000名以上の大手BtoB企業に所属するマーケティング担当者を対象に実施した、「顧客の解像度」に関する実態調査の結果を4月15日に発表した。同調査は、3月24日~28日の期間に行われ、104名から有効回答を得ている。
調査対象者に、勤務先企業では自社顧客の解像度を十分に具体化できているかを尋ねたところ、「まったくできていない」が7.8%、「あまりできていない」が22.1%となった。
自社顧客の解像度を「まったくできていない」「あまりできていない」と答えた人に、自社顧客の解像度を十分に具体化できていないと思う理由を尋ねた質問(複数回答)では、「顧客データの蓄積ができていない」が67.7%、「解像度を高めるノウハウがない」が58.1%、「具体化を行う体制・リソースがない」が54.8%となっている。
勤務先企業では自社顧客の解像度を十分に具体化できているか、という質問に対して「わからない/答えたくない」と回答した人以外に、その他の自社顧客の解像度を十分に具体化できていない理由を自由に答えてもらったところ、「顧客データは諸々そろっているものの、活用しきれていない」「社内、部内での顧客データの共有がいまひとつ出来ていない」といった回答が寄せられた。
勤務先企業で行っている、自社の顧客調査の方法を尋ねたところ(複数回答)、「顧客データ分析」が75.0%、「アンケート調査」が65.4%、「インタビュー」が42.3%となっている。
自社の顧客の解像度を高める必要性を感じているかを尋ねた質問では、「とても感じている」が50.1%、「やや感じている」が42.3%を占めた。
自社の顧客の解像度を高める必要性について、「かなり感じている」「やや感じている」と答えた人に、自社の顧客の解像度を高める必要性を感じている理由を尋ねたところ(複数回答)、「マーケティング戦略に役立てたい」が75.0%、「マーケティング施策のアイデアを出したい」が46.9%、「売上・利益率の向上につながるから」と「事業・商品開発に役立てたい」が45.8%となっている。
そのほか、自社の顧客の解像度を高める必要性を感じている理由を自由に答えてもらったところ、「常に顧客のニーズに向き合い、把握しておかないと、いずれ地盤沈下するから」「時代の流れから、今のやり方だけでは生き残れない可能性があるから」といった回答が寄せられた。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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