マーケティングDX事業などを展開するナイルは、全国の20代~40代のデジタルマーケティング従事者332人を対象に、アクセス解析ツール「Googleアナリティクス4プロパティ(以下、GA4)」の使用感に関するアンケート調査(出典元:「ナイルのマーケティング相談室調べ」)を9月に実施し、その結果を10月12日に公開した。
- GA4の利用状況について、約2割が「以前、利用していたが、現在は利用していない」と回答
デジタルマーケティング従事者332人にGA4の利用状況を聞いたところ、約6割が「利用している」と回答した。また、約2割が「以前は利用していたが、現在は利用していない(20.8%)」ことがわかった。
- GA4を「現在は利用していない」理由、1位「難しい」2位「必要なくなった」3位「使い方がわからない」
以前はGA4を利用していたが「現在は利用していない」と回答した69人に、現在利用していない理由を聞いたところ、約7割が「難しいから(68.1%)」と回答した。次いで「必要なくなったから(31.9%)」「使い方がわからないから(8.7%)」「別のツールへ移行したから(2.9%)」という結果となった。
これらの回答から、GA4が不要になった人を除き、現在利用していない人のうち約7割が従来の「Googleアナリティクス(UA)」を使い続けていると考えられる。
- GA4の使用感について、8割以上が「使いやすい」と回答
GA4の使い心地について聞いたところ、「使いやすい(84.9%)」「使いにくい(6.4%)」という結果となった。
GA4を「使いやすい」と感じる理由としては、「データ観測のしやすさ」が多く挙げられた。一方で、「使いにくい」と感じる理由として「Googleサーチコンソールとの連携ができないこと」などが挙げられたが、現在はGA4の仕様がアップデートされているため、解消できていることもある。
- GA4の利用目的として、「施策出しの材料として利用するため」と回答した人は1割程度
GA4の利用目的は、43.1%の人が「流入数、CV観測のため」と回答した。次いで、40%の人が「流入数、CV観測に加えて、流入経路やランディングページ観測のため」と回答し、ほぼ同数となった。
一方で、「流入数、CVの観測」「流入経路やランディングページ観測」に加えて、「施策出しの材料として利用するため」と回答したのは全体の1割程度であることがわかる。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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