KOMMONSは、同社の運営するコミュニティのメンバーである中嶋太志氏と共同で、カスタマーサクセス経験者84名を対象に実施した、CSMとして活躍するためにオススメな書籍に関する調査の結果を1月16日に発表した。同調査は、2022年12月16日~26日の期間に行われている。
調査対象者に、カスタマーサクセス部門の同僚から「自分がCSMとしてスキルアップするために、オススメの書籍があれば教えてください」と相談された際に紹介する書籍を尋ねたところ、『カスタマーサクセス実行戦略』(山田ひさのり氏・著)、『カスタマーサクセス――サブスクリプション時代に求められる「顧客の成功」10の原則』(ニック・メータ氏、ダン・スタイマン氏・著)、『THE MODEL』(福田康隆氏・著)が上位となった。
『カスタマーサクセス実行戦略』を挙げた人に、同書をすすめる理由を尋ねた質問では、「Sansan社の方が書かれた本なので、各フェーズや各施策ごとに“Sansanではこうした。その結果こんな効果が得られた/こんな失敗があった”いう具体例が記載されておりイメージがつきやすい」「カスタマーサクセスの概要、戦略、具体的な取り組みが体系的に理解できる。ページ数が多すぎず読みやすいのもポイント。シンプルだが概念的な内容のもの、情報量が多いがサクッと読めない書式の中間的なポジション」といった回答が寄せられている。
『カスタマーサクセス――サブスクリプション時代に求められる「顧客の成功」10の原則』をすすめる人からは、「カスタマーサクセスの教科書であり、これを読まずしてカスタマーサクセスを名乗れないと思っています」といった回答が寄せられた。
『THE MODEL』をすすめる人からは、「営業活動プロセスに関する分業体制に関しての基本知識・メリットを学べる本でした。Saas企業への転職を考えてる時に読みましたが、基本知識として読みやすく概念等もまとめられている書籍と記憶しております。またCSだけでなく・インサイドセールス・セールスとの社内連携方法等に関しても言及がありそのあたりも大変参考になりました」といった回答が寄せられている。
また、カスタマーサクセス経験者が選ぶ書籍の多くが海外書籍だったことから、同社は国内にカスタマーサクセスの知見が依然として少ないと指摘した。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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