システムインテグレータは、アイデア創出プラットフォーム「IDEA GARDEN(アイデアガーデン)」の新機能として、「GPT-3(Generative Pretrained Transformer 3)」を活用したアイデア発想支援機能「AI発想アシスタント(β)」を、2月22日に実装した。
「IDEA GARDEN」は、社員全員で新規事業のアイデアを生み出せるアイデア創出プラットフォーム。今回追加した新機能「AI発想アシスタント(β)」では、これまで社員がゼロベースで行っていたアイデア発想をAIのアシストを介して効率化し、自社独自の強みを活かした新規事業につながるアイデアを短時間で創出できる。この機能には、アメリカのOpen AIが開発し、チャットAI「ChatGPT」にも利用されている自然言語処理モデル「GPT-3」が採用されている。
「AI発想アシスタント(β)」ではAIの自然言語処理モデルをアイデア創出活動に取り入れることで、誰でも短時間でより簡単に、想定ユーザーの問題特定や新しいアイデアの創出が可能になった。これによって「いいアイデアがなかなか浮かばない」「既存業務で忙しくてアイデアを考える時間がない」「ユーザーが何に困っているのかわからない」といった社内のアイデア創出を促進したい企業の多くが抱える悩みを解消する。
「AI発想アシスタント(β)」の使用例は以下の通り。
「IDEA GARDEN」の画面上で「対象者」と「具体的な場面やもの」、悩みやアイデアといった「種類」を入力するとその内容をもとに質問が作成され、AI発想アシスタントが回答する。
「GPT-3」は、OpenAIが開発したチャットAI「ChatGPT」に使われている、自然言語処理に特化した深層学習モデル。Transformerというアルゴリズムをベースに大量のテキストデータを学習し、自然な文章を作成することで注目を集めている。
なお同社は、bridgeとの共催ウェビナー「新規事業で成功する全員参加型組織のつくりかた」を開催する。ウェビナーでは、成功企業の特徴から見えた組織・仕組みづくりのポイントや現場を巻き込んだアイデアの創出・育成について、事例を交えて解説する。参加費は無料。開催日時は3月17日の11時~12時で、Zoomを使用して行われる。参加には事前の申し込みが必要。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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