LINEは、同社の運営するスマートフォン専用リサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」が、全国の15~69歳の男女を対象に実施した「ChatGPT」の認知率や利用意向などに関する調査結果を、6月14日に発表した。同調査は、6月10日~12日の期間に行われ、1056名から有効回答を得ている。
調査対象者に、ChatGPTについて知っているかを尋ねたところ、「知っているし、使ったことがある」は1割超、「知っているが、使ったことはない」は5割台後半となり、ChatGPTの認知は約7割に達した。性年代別では、男女ともにどの年代も6割超がChatGPTを認知しており、中でも男性の認知がやや高く、利用経験も女性と比較して男性の方が高い傾向にあり、とりわけ10代の男性では4割超を占めている。
3月9日に実施した前回調査との比較では、約3割だった認知が40ポイント以上大幅に増加しており、3か月間で男女問わず幅広い年代に認知が拡大したことが明らかになった。前回は4.8%だった利用経験も、10ポイント以上の増加となる15.2%に達している。
ChatGPTについて説明をした上で、ChatGPTを利用したいと思うかを尋ねた質問では、「ぜひ利用してみたいと思う」が1割超、「機会があれば利用してみたいと思う」が4割強となり、利用意向が5割台後半を占めた。一方で、「あまり利用してみたいと思わない」と「まったく利用してみたいと思わない」を合わせた割合は2割強に達し、「どちらともいえない」も約2割となっている。性年代別では、男女ともに10代で「ぜひ利用してみたいと思う」が2割台後半から3割台とやや高く、20~40代の男性でも2割台に達し、若い年代の男性でより積極的な利用意向がみられた。また、60代の男性と40~60代の女性では「利用してみたいと思わない」が3割前後を占め、他の年代と比較するとやや高い傾向となっている。
前回では利用意向は42.4%だったが、今回の調査では認知度ほどの大幅な増加はみられなかったものの、10ポイント以上の増加となっており、前回と比較して利用してみたいと思う人が増加した。
利用経験者の利用意向も約6割に達している。
ChatGPTを使ったことがある人に、どのような質問や指示をしたのか、またその質問や指示をした理由を自由に答えてもらったところ、以下のような回答が寄せられた。
調査結果の詳細は、LINEリサーチの調査メディア「リサーチノート」で確認できる。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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