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ベルフェイスの根幹"カスタマーサクセス"を実現させるプロダクト開発への挑戦

プロダクト開発をドライブさせる会社組織づくり

ベルフェイスの根幹"カスタマーサクセス"を実現させるプロダクト開発への挑戦 第5回

 商談などのビジネスコミュニケーションや営業マネジメントを支援するオンライン営業システム「bellFace(ベルフェイス)」。リリースから約5年の現在、3000社に導入され成長を続けています。特に、コロナ禍で市場やユーザーを取り巻く環境が急激に変化する中、同社はどのようにプロダクト開発を推進したのでしょうか。本連載では、ベルフェイスのプロダクトマネージャーをはじめプロダクト開発に携わる社員が積み上げてきた知見を共有していきます。第5回となる今回はCTO兼CPOの山口氏が、「できる限り効率的で一貫したプロダクト組織作り」のヒントを共有します。

はじめに

 読者の皆さま、初めまして。ベルフェイス株式会社で取締役執行役員CTO/CPOを担当している山口です。オンラインでは@zigorouというハンドルネームの方が有名かもしれません。

 私のキャリアの前半はソフトウェアエンジニアで、後半はシステムアーキテクトを担当していました。自分は2020年12月に入社したばかりですが、ベルフェイスとの関わりの経緯は次のようになっています。

  • 2020年7月:技術顧問として参画
  • 2020年12月:CTOとして入社
  • 2021年2月:CPO兼任

 この連載の読者はプロダクトマネジメントをされる方や、プロダクト開発に関わる方かと思います。その中でも、プロダクト組織作りやエンジニア組織との関わり、ビジネス組織との関わりなども含めた組織作りを実践している方は少数かもしれません。しかしプロダクト開発に関わる方なら誰しも組織課題を感じ、その理由が組織作りにあると感じたことがあるのではないでしょうか。

 この記事ではこれからプロダクト組織をどのように秩序を保って作っていくかに課題を感じている人を想定読者としています。ややもすると課題が発生する都度、組織構造に手をつけてしまいがちなところに対して、できる限り効率的で一貫した組織作りが行えるように、事例を踏まえて解説します。特に、CTO/CPOの立場からベルフェイスの組織の状態をどのようにキャッチアップして組織作りをしてきたかについて、事例を説明していきます。

まっさきにやるべきこと

 プロダクト組織を新たに構築したり、再構築したりする際には、私は会社や組織をプロダクトと見立てて、プロダクトマネジメントやシステムアーキテクトと同様のアプローチで組織を改善していくのが良いと考えています。

 そのためには会社の中のそれぞれの組織をエンジニアリングでいう「コンポーネント」のように見立て、組織間の連携はナレッジやノウハウが集まる集合体とみなしたコンポーネント間のコミュニケーションとして、組織の会議体やステークホルダーはそのコンポーネントと交流するための接点としてのインターフェースとして俯瞰的に捉えるのが大事なのではないかと思っています。

 従って最初にやるべきことは、改善対象となる組織における前述のような事柄を把握することであり、できる限り精度の良い情報を効率的に吸い上げる枠組みを作ることです。

 私の入社タイミングでの職責はCTOのみだったので、まずは広義のエンジニアリング部門の把握をメインにし、隣接するプロダクト部門をサブとして把握にあたることにしました。

 情報の吸い上げは1on1や会議などといった直接的なコミュニケーションから、Slackなどのテキストコミュニケーション、あるいは社内ドキュメントツールやGitHub上のレポジトリといった何らかの成果物などからも得られます。

 不幸中の幸いとも言えるかもしれませんが、コロナ禍でオンライン上でのコミュニケーションは比較的活発であり、Slack等には大量の情報が眠っていました。あとはそれらを駆使してどのように組織の像を浮き彫りにして、課題を特定するかが重要です。プロダクトマネジメントにおける顧客の声(VoC)の収集とその分析のようなアプローチを取ることになります。

次のページ
ステークホルダーの特定と直接コミュニケーション

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この記事の著者

山口 徹(ベルフェイス株式会社)(ヤマグチ トオル)

 東京工業大学工学部電気電子工学科中退後、2003年より、インターネット業界でWeb制作会社のソフトウェアエンジニアとしてのキャリアを歩む。2005年に株式会社ガイアックスにおいて、リードエンジニア、マネージャーとして、大規模サービスでのオフショア開発、自社サービスや B2B2C のサービスの開発を...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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