MIMIGURIは、同社のデザインストラテジスト/リサーチャーである小田裕和氏による5月17日発売予定の新著『アイデアが実り続ける「場」のデザイン』(翔泳社)のAmazonでの先行予約を、4月8日から開始した。
『リサーチ・ドリブン・イノベーション-「問い」を起点にアイデアを探究する』(安斎勇樹氏、小田裕和氏・著)から約3年、小田氏の初単著となる同書では、新規事業開発などを中心に生じる「アイデアが生まれない/実らない」問題に対して解決のヒントを提供する。
現代組織において、アイデアを生み出し実現する重要性は高まっている。しかし、新規事業施策を行っているものの「毎年アイデアの応募が減っている」「既存事業部との対立が広がってしまう」、そして「アイデアがなかなか実らない」というのが実情と言える。そのような課題を抱える組織には、以下のような負のスパイラルが存在する。
- 評価のまなざしが変化していない。
- 正しいプロセスや再現性ばかり重視する。
同書では、事業が実り続ける組織を実現するための6つのアプローチを紹介。各章末には有識者(横石崇氏、徳谷柿次郎氏、佐渡島庸平氏、山田裕嗣氏、名和高司氏、安斎勇樹氏、ドミニク・チェン氏、守屋実氏)との対談が収録されている。
新規事業開発を担当している人、アイデアを生み出すことに課題を持っている人、経営者から現場マネージャーまで、幅広い人に役立つ一冊となっている。
目次
- 第1章 組織の土壌を悪化させる新規事業
- 第2章 実り続ける組織のための、豊かな土壌とは?
- 第3章 アイデアの評価を問い直す
- 第4章 理念やパーパスを新規事業創出に活かす
- 第5章 アイデアが「やってきやすい」場をデザインする
- 第6章 価値の格をデザインする
- 第7章 課題のストーリーを描く
- 第8章 探索の場づくりに取り組む
なお同書の出版記念ライブイベントが、4月8日にYouTube Liveを通して開催された。イベントでは、書籍の中でも特に重要な「なぜ組織はアイデアを枯らしてしまうのか?」というトピックについて、最新のモデル図に基づいた講義とディスカッションが行われた。後半以降は、日建設計の吉備友理恵氏をゲストに呼び、現場目線の検討を加えながらさらなる理解を深めた。同イベントの模様はアーカイブとして公開されている。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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