ヤードは、同社が運営するテック人材向け情報共有コミュニティWebサービス「Yard」において、クラウドファンディングを5月28日に開始した。
「Yard」は、テック人材(エンジニア、デザイナー、マーケター、プロダクトマネージャーなど)の情報共有コミュニティWebサービス。テック人材の知見を「記事」として公開し、読者は30分単位で記事の内容について相談できる。スキマバイトのような手軽さでテック領域の専門性を売買できる。
「Yard」の特徴は以下の通り。
1.記事公開
テック人材(アドバイザー)が、専門分野の記事を書き自分のスキルをアピールできる。「Yard」上で記事を公開し、自分の知見や経験をアピールできる。
2.マッチング
相談者は、自分が知りたいスキルを持っているテック人材を簡単に見つけられる。自分が今ピンポイントで困っているテーマについての有識者を記事から探せる。相談者は有識者にコンタクトをとって相談内容や条件(相談料・相談時間)などを調整し、相談料を支払い(クレジットカード決済)相談を申し込める。
3.相談
相談者はテック人材(アドバイザー)に30分単位でビデオ通話し、知見の共有をしてもらえる。相談終了後、テック人材(アドバイザー)に報酬(相談料から手数料が引かれた金額のAmazonギフト券)が支払われる。これらのフローは、一般的な業務委託契約にある書類選考・面接・契約締結・稼働管理・請求支払いなどの煩雑な業務をスキップして、専門的な知見を獲得できる。
これらの相乗効果で、テック人材(アドバイザー)と相談者両方の手間が少なく知見の共有を行える。
「Yard」はコミュニティの特性上、資金以上に多くの人を集めることで成立するサービス。今回、同社のサービスにかける思いを知って賛同してくれる人を募るため、クラウドファンディングの実施に至った。
現在「Yard」はクローズドβ版をリリースしており、有志で改善を重ねている。そして8月を目処に正式リリースを目指している。
クラウドファンディングの期間は5月28日の17時~6月24日23時59分で、目標金額は10万円。資金のおもな使い道は以下の通り。
- デザイナー・エンジニアへの報酬。ご支援次第ですが、1カ月あたり10~20万円/人程度を想定
- 開発に必要なツールの費用(月数千円)
- 運用に必要なサーバー代(月数万円)
クラウドファンディングのリターンとして以下を用意している。
- お礼のメール
- 相談料チケット
- 相談手数料ZEROプラン
- スポンサー
なお、すべてのリターンに「Yard」のSlackコミュニティ招待券が付いている。Slackコミュニティでは、同サービスとは別のサブのユーザーコミュニティとしてテック人材が気軽に交流できる場を想定している。また、今後オフ会なども企画予定。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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