プライシングスタジオは、ログラスのEVC内製化支援を実施したことを、8月27日に発表した。
ログラスは、プライシングについての重要性を認識し、価格戦略に積極的に取り組んでおり、今回のEVC内製化によってより高次元で取り組みを行うことが可能になり、プロダクトのさらなる価値向上を目指す。
EVCは「Economic Value to the Customer:顧客にとっての経済価値」を略したプライシング手法の1つで、差別化要因をプロダクトやサービスの価値として価格に反映させる。算出された価格が顧客の払える最大の価格となるため、実際には数%を割り引いた値を販売価格とする。
EVCでは、「顧客にとっての経済価値」を価格に反映させることで、その「価値」を理解してプロダクトやサービスの価格が適切であることを「定性的」および「定量的」に説明できるようになる。価格の妥当性やプロダクトの強みを論理的に説明することによって、プロダクトの魅力を最大限に伝えられるとともに、具体的な提案が可能となることから、営業力の強化につながる。
さらに、プロダクトやサービスの価値を価格に反映させることで、顧客にとっても納得感のある価格となり、企業の収益が上がって企業側は機能のアップデートなどを通じた顧客体験の向上に投資できるようになるという、「EVCサイクル」と呼ばれる好循環が生まれ企業・顧客双方にメリットが得られる。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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