almaは、同社が開発・提供するインサイトマネジメントクラウド「Centou」を活用した、GMOタウンWiFiによる顧客インサイトデータを用いたプロダクト開発体制構築の事例をまとめた、インタビュー記事を3月5日に公開した。

GMOタウンWiFiは、フリーWi-Fi自動接続アプリ「タウンWiFi by GMO」を提供しており、30名ほどの組織ながら2500万ダウンロードを突破するなど、急成長を遂げている。
事業の成長が鈍化した時期に「顧客のことをもっと理解する必要がある」との考えから、社内にユーザーの声を集めるチームを作り、多くのユーザーに話を聞いたものの、その声の会社全体での共有・活用に苦労していた。
そこで同社はユーザーの声を整理・共有すべく、Centouを導入してインサイト起点のデータ管理基盤を構築し、プロダクトの方針決定から施策の方向性やUIデザインまで、あらゆる場面でインサイトを活用しつつ再び成長軌道にのせたという。
GMOタウンWiFiが抱えていた課題は以下の通り。
- ユーザーインタビューの録画データやサマリーが散在しており、新規メンバーのキャッチアップに時間がかかっていた
- すべての録画を見返すのは現実的ではなく、サマリーだけでは十分な理解が得られなかった
- 意思決定の根拠が不明確で、プロダクトやマーケティングの施策の効果が低下していた
これらの課題を解決すべく、GMOタウンWiFiでは以下のような場面でCentouを活用した。
- 半年ごとのプロダクト方針決定における優先順位付け
- プロダクトのUIデザインにおける意思決定
- 新機能開発の方向性決定
Centouの導入によって、以下のような効果が得られたという。
- インサイトベースの理解と原文まで遡れる仕組みにより、最速かつ最「深」のユーザー理解が可能に
- プロダクト方針の決定において「なんとなく」ではなく、ユーザーインサイトに基づいた確かな優先順位付けが可能に
- UIデザインの改善など具体的な施策によって、ユーザー数や売上増加を実現
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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