ソーウェルバーは、顧客理解を深める分析・考察ソリューション「HAKURAKU(ハクラク)」の提供を、4月16日に開始した。

HAKURAKUは、SNSなどから顧客の声をタイムリーに捉えて、データ分析・考察業務をスピーディーに実行するソリューション。生成AIを活用して多大なコストと時間を要するデータ分析・考察業務を、誰でも簡単に実行できるよう設計されており、生成AI黎明期から研究を重ねて、最適な分析手法を確立した同社の知見を結集して開発されている。
仮説検証を短時間で繰り返し実行可能な点が特長で、出力結果をもとに新たな着想を得られるほか、異なる観点からさらに深掘りして再分析もできる。導き出された分析・考察結果をもとに、さらに人が考察を重ねることによって、AIと人の思考を掛け合わせてより深い顧客理解を得られる。

通常、仮説検証には高度な知識と時間が必要なところ、HAKURAKUでは10分程度で分析・考察結果を得ることが可能なため、何度も試行錯誤を重ねる中で既存の仮説を検証するとともに、新たな仮説の発見にもつながる。
おもな機能としては、検索ワード・商材名・カテゴリの3つを入力するだけで直ちに分析を開始して、3種類のペルソナ、カスタマージャーニー、ストーリー、カテゴリーエントリーポイント(CEP)などを生成する「カスタマージャーニー、ペルソナ生成機能」を備えている。実際の投稿リスト(ポスト一覧)を確認できるのはもちろん、投稿内で同時に出現する共起語のリストやクラスタリングの結果、AIによる投稿分類も同時にアウトプットされる。
また、生成されたペルソナやカスタマージャーニーなどに加えて、共起語を指定して絞り込んで投稿を選択したり、投稿分類にある投稿を「ポストグループ」に格納したりすることによって、任意の投稿群だけで新たにペルソナやカスタマージャーニーなどを作成可能な「ポストグループ分析機能」も備えている。

あわせて、AIを活用して商材やサービスの一般的な認知情報や購買検討時のポイントを分析する「商材認知分析機能」も搭載し、競合サービスとの比較などに使える。

さらに、検索ワード・商材名・カテゴリを入力するだけで、SNS投稿データを自動収集する「ネガポジ分析機能」を備えており、ポジティブ・ネガティブ分析に加えて、感情的な投稿(エモーティブポスト)を抽出して、商材に対する「好まれている点」と「課題点」を整理できる。

そのほか、「競合分析機能」や「広告配信セグメントの提案機能」といった機能の追加も予定している。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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