米Amplitudeは、同社の提供しているデジタル分析プラットフォーム「Amplitude」において、マーケティングとプロダクト部門におけるさまざまなデータを統合して、あらゆる予算、チャネル、キャンペーンの最適化を支援する新機能を、5月14日(現地時間)に発表した。

今回発表された新機能によって、チームはコンバージョンやライフタイムバリュー(LTV)に影響を与える要因を簡単に可視化して、広告費のリターンを正確に測定できる。また、適切なメッセージでオーディエンスをより精密にターゲティングすることが可能になる。
Amplitudeプラットフォームでは、従来型のマーケティング分析ツールとは異なり、すべてのキャンペーンを通じたタッチポイントをプロダクト内の行動、エンゲージメント、顧客のライフタイムバリュー(LTV)と結合しているため、実際のデータで裏付けされたファーストクリックから長期的なリテンションに至るまで、思い込みではなくデータに基づいた完全なカスタマージャーニーを可視化できる。
Amplitudeの新機能は以下の通り。
- 初期設定不要のマーケティング分析:マーケター向けにカスタマイズされたリアルタイム・ダッシュボードを通じて、キャンペーンとチャネルにおけるパフォーマンス表示が可能になる。SQLやデータの設定は不要
- データテーブルの視覚化:新しいチャートを利用して、柔軟でわかりやすいカスタムレポートを作れる
- エントリー分析:ユーザーがどこから来て、次に何をするのかを特定し、実際の意図に基づいて最適化できる
- ヒートマップ:ユーザーがどこでクリック、スクロール、選択するのかを可視化することで、障害になっている部分を明確化し、Webの最適化やランディングページ上のコンバージョンの最大化を実現する
- 視覚化されたノーコードエクスペリメントの強化:ノーコードで実現するWebエクスペリメントが追加され、Webページやキャンペーンをこれまでよりも迅速かつ容易にテスト可能となった
- 主要広告ネットワークとのシームレスな連携:Google広告、Facebook広告、LinkedIn、TikTokなどの主要な広告ネットワークと連携して、キャンペーン報告やターゲティングをコホート単位で実行できる
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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