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ProductZine Day&オンラインセミナーは、プロダクト開発にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「ProductZine(プロダクトジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々のプロダクト開発のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

ProductZine Dayの第4回。オフラインとしては2回目の開催です。

ProductZine Day 2025

ProductZine Day 2025

広告×AIで切り拓くプロダクト戦略──プラットフォーマーに負けない“データ活用”の最前線

生成AIを活用したプロダクト戦略【実践編】──「センス」をデータで磨き、クリエイティブの“勝ちパターン”を再現する

広告×AIで切り拓くプロダクト戦略──プラットフォーマーに負けない“データ活用”の最前線 第2回

4.まとめ

 前回(第1回)で示した「3つの壁」の特に「深いドメイン理解と独自データのデザイン」の具体的な解決例として説明しました。広告クリエイティブのように、職人的な「センス」が大きく影響していた領域でも、AI技術を組み合わせれば、再現性を可能な限り持たせたオペレーションを組むことが可能です。同様のアプローチを行えば、広告業界に限らず、プラットフォーマーの汎用サービスには真似できない独自サービスを構築しやすくなります。

 ただし、あくまでもAIは「人間の手間や発想を助ける存在」であり、最終的な意思決定や細部のディレクションは人間が行う必要があります。そこを誤り「再現性」のみを重視すると、築いてきたブランド価値が毀損してしまうおそれがあるので注意が必要です。

5.次回予告

  • 効果予測AI&説明AIの「中身」──なぜ当たる?を可視化するテクノロジー

 次回は「効果予測AI」と「説明AI」の仕組みを取り上げ解説します。A/Bテストを行う前に高精度で実績を予測できるメリットや、広告効果を視覚的に説明する仕組みなど、より実践的な手法を具体例とともに紹介していきます。ぜひ次回もご期待ください。

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広告×AIで切り拓くプロダクト戦略──プラットフォーマーに負けない“データ活用”の最前線連載記事一覧
この記事の著者

今井 文哉(株式会社リチカ)(イマイ フミヤ)

名古屋大学卒業後、アマゾンジャパン合同会社に入社。2020年には株式会社Mobiusを創業し、代表取締役として地方創生や宿泊施設のEC開発を推進。その後、株式会社GROOVEにて取締役CBOを務め、経営戦略や企業ブランディング、 人事・採用業務の統括を担う。 2023年にリチカへ参画し、IT業...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

内田 均(株式会社リチカ)(ウチダ ヒトシ)

株式会社リチカ シニアフェロー(前 CTO) 東京工業大学大学院 知能システム科学専攻 修士課程修了。キヤノン株式会社にてブラウザエンジンWebKitやXMLの研究開発に従事。米国マサチューセッツ工科大学 人工知能研究所内のティム・バーナーズ=リー博士の研究室にて セマンティック・ウェブや機械...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://productzine.jp/article/detail/3696 2025/09/12 11:00

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