Engineerforceは、BtoB領域におけるUI/UXデザインの実態と課題を体系的に分析した「BtoB UI/UX白書 2025」を、10月22日に発行した。
現在、DXが企業経営の重要課題となる中で、BtoBシステムおよび社内システムにおける優れたUI/UXの重要性が急速に高まっている。
一方で、日本企業の多くではUI/UXへの投資を単なる「表面的なデザイン改修」や「オプション的な要素」として捉える傾向が依然として強く、戦略的なUI/UX設計が生み出すビジネス価値が十分に認識されていない。こうした背景から、同白書では国内の中堅・大手企業におけるUI/UX業務経験者1078名を対象に実施した大規模調査の結果に基づいて、多岐にわたる業種のUI/UX活用実態を包括的に分析した。
同調査の結果によれば、UI/UXの重要性は広く認識されているものの、実際の戦略的実行段階までは進んでいないという「認識と実践のギャップ」が明らかになっている。この構造的課題の背景には、専門人材不足、部門間連携の困難さ、効果測定の難しさといった、複合的な要因が存在しているという。
「BtoB UI/UX白書 2025」では、このような課題を定量的に明らかにするとともに、成功企業の実践事例といった具体的な改善の道筋を示すことによって、日本企業のDX推進とUI/UX成熟度向上への貢献を目指す。

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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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