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ProductZine Day&オンラインセミナーは、プロダクト開発にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「ProductZine(プロダクトジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々のプロダクト開発のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

ProductZine Dayの第3回。オフラインとしては初開催です。

ProductZine Day 2024 Summer

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プロダクトマネージャーの心強い味方、ビジネスフレームワーク実践活用術

プロダクトマネージャーはじめの一歩――新任PMがはじめにやることリスト

プロダクトマネージャーの心強い味方、ビジネスフレームワーク実践活用術 第1回

 この連載では、ビジネスフレームワークの活用によりビジネス構想をサポートするSaaSサービスのプロダクトマネージャーをしている今井氏が、自身の経験に基づき、プロダクトマネージャーが抱える悩みや課題を解決するヒントをお届けしていきます。第1回は、新任のプロダクトマネージャーに向けた心得を紹介します。(編集部)

はじめに

 みなさま、はじめまして! ビジネスフレームワークを活用して思考整理・戦略設計ができるSaaS「BizMake」を運営している今井と申します。今回、プロダクトマネージャーが抱える悩みや課題に対して、解決のヒントとなるような連載を持たせていただきます。

 現在は「BizMake」のプロダクトオーナー兼プロダクトマネージャーをしています。私自身、ハードウェアエンジニアからWebスタートアップ企業でのマーケティング・セールス全般を行うなかで培った経験をもとに、現職では事業責任者として「BizMake」をゼロから立ち上げ、現在も奮闘しています。

 第1回目は、新任プロダクトマネージャーに向けた心得が分かる内容となっています。後半では私が実際に経験した事業での失敗談なども交えながら、プロダクトマネージャーの実情をお伝えできたらと考えているので、どうぞご期待ください!

プロダクトマネージャーの守備範囲は幅広い

プロダクトマネージャーとステークホルダーとの関係
プロダクトマネージャーとステークホルダーとの関係

 プロダクトマネージャーと並列で表されるポジションにプロダクトオーナー(PO)、プロジェクトマネージャーが挙げられます。この連載では中小企業や、大企業のいち事業部のなかで「プロダクトマネージャー」がどうあるべきか、という観点で執筆するので、特に上記3つのポジションの棲み分けは行っておりません。

 あえていうなれば、プロダクトマネージャー業務のなかにプロダクトオーナー、プロジェクトマネージャーも含まれていると考えています。

 私がまさにそうなのですが、実装以外をほぼ1人で行い、奮闘している方は多いのではないでしょうか? そのなかでも、より生産性の高いタスクに集中できるように楽をしたり、日々の業務に気づきを与えられたりするものとして、後述するフレームワークやプロダクトマネージャーにおすすめのエッセンスをお届けしたいと考えています。

多岐にわたるプロダクトマネージャーの仕事

 突然ですが、プロダクトマネージャーの仕事はズバリなんだと考えますか?

 私なりに解釈すると「プロダクトのゴールを設定し、達成のためにステークホルダーを巻き込みながら推進すること」だと考えています。

 プロダクトマネージャーが行う業務は、計画立案からトレンド観測、顧客分析、競合分析、開発、財務とプライシング、マーケティング活動と非常に多岐にわたります。

 一例を挙げると、営業に関しては営業パーソンからの質問に答え、必要であれば顧客訪問し、新たな課題発見を率先して行ったり、営業プロセスを単純化するために資料を準備し、営業パーソンがセールスしたくなるようなインセンティブプランを設計する、そんな役割もあります。

 やればやるほど、考えなければならない課題は増えていきます。そのためステージごとに自分のリソースをどこに集中投下すべきか、常に考えておかなければなりません。

優先順位をつけて取り組むことが大事、でもどうやって優先順位をつけるか?

 1つのプロダクトにおいて上流から下流まですべてのプロセスに関わるのがプロダクトマネージャーです。あらゆることに率先して関わっていくため、粒度に関わらず抱え切れないほどの課題が常に手元にあります。

 では、課題を並べることはできたとして、どれから取り組んでいくべきなのでしょうか? ポイントは「このプロダクトは誰のどんな課題を解決するのか?」という点に尽きると考えています。つまりユーザーファーストの考えがブレない限りは、課題の優先度に迷うことはありません。

 このポイントをきちんと言葉で表し、関わるステークホルダー全員の共通認識として備わっていれば、ずいぶんと仕事が進めやすくなるはずです。

次のページ
プロダクトマネージャーが活用すべきフレームワーク

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この記事の著者

今井 雄大(イマイ ユウダイ)

ハードウェア設計会社エンジニアからWebスタートアップ企業でマーケティング・セールス全般を経て、東京システムハウスに入社。事業責任者として新規プロジェクトを進め、2018年10月に戦略のDXを支援する『BizMake(ビズメイク)』 をローンチ。プロダクトオーナー兼プロダクトマネージャーを担当しなが...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://productzine.jp/article/detail/583 2021/07/28 14:00

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