One Capitalは、2022年第1四半期におけるSaaS市場のトレンドをまとめた「Japan SaaS Quarterly Report 2022.1Q」を、4月14日に無料公開した。
「Japan SaaS Quarterly Report」は、同社が年に1回発刊している、国内SaaS市場におけるトレンドや予測をまとめた「Japan SaaS Insights」から、より速報性を重視したレポートとして発刊される。
同レポートでは、モバイルアプリをはじめとしたテクノロジーの活用によって、消費者の生活や購買体験がよりよいものとなり、2022年のSaaS市場ではより洗練されたCXを提供するスタートアップが今後は成長していくと予測する。また、本編ではホリゾンタルSaaS企業の買収、バーティカルSaaSの台頭、ビジネス・メタバース、BtoB取引のデジタル化といった内容を紹介している。
アメリカにおける金利上昇の影響によって、2021年末から株式市場は軟調となり、市況がよくない中で国内SaaS企業のトラクションは順調に積み上がっており、21.4Q末時点のARRは前年比26.3%増の1819億円となった。ラクスやマネーフォワード、フリーなど、今後も30%以上の成長を見込んでいる企業は多く、ファンダメンタルズは良好といえる。本編では、上場マーケット全体の動向、SaaS上場企業28社のメトリクスやその水準について触れている。
22.1Qにおける、SaaSスタートアップの調達額は292億円となり、前年の水準と同程度までとはいかないものの、SaaSスタートアップの調達環境は引き続き活況だといえる。本編では、1Qにおける調達企業TOP10や企業紹介、1Q時点の評価額ランキングなどについて解説する。
そのほか、同社が定期配信しているブログ記事において、1Qでもっとも読まれた記事TOP10を紹介するとともに、ベスト3の記事について詳しく解説している。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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