Notaは、検索型FAQシステム「Helpfeel」を基盤に、さらなる発展を目指してコーポレートアイデンティティ(CI)/ビジュアルアイデンティティ(VI)を10月1日から刷新する。それにともなって、コーポレートサイトを9月5日にリニューアルした。またシリーズCラウンドとして、One Capitalをリードとする投資家から、総額6億円の資金調達を行っている。
今回の、CI/VIの刷新は、今後“ナレッジテクノロジー”のプラットフォームとして、検索型FAQシステム「Helpfeel」、メディアキャプチャー「Gyazo」、アイディエーションツール「Scrapbox」の3つのプロダクトを連携することによって、エンドユーザー・従業員・カスタマーサポート業務に携わる人々など、あらゆるユーザーがナレッジを簡単に手に入れられるようになる「All-in-One Enterprise Search」という概念のもと、事業を拡張させていく方針にあわせて行われ、3つのプロダクトのうち中核製品である「Helpfeel」を新社名にした(社名変更は10月1日から)。
さらに、これを機に企業・サービスロゴと、ビジョンも刷新している。
同社は、人の好奇心は無限大であり、テクノロジーの可能性も無限に広がっていく中で、人にとってスムーズで頼もしい両者の関係を設計することで、⼈間の思考とコミュニケーションを加速すべく、「テクノロジーの発明により、人の可能性を拡張する」を新ビジョンとして掲げる。また、新VIは人とデジタルが出会うところに見えないHelpfeelが存在し、2つが結ばれる中心に“輝き=「人の可能性」”が放たれるイメージを表現している。
資金調達は、One Capital、Salesforce Ventures、みやこキャピタルを引受先として、シリーズCラウンドで実施されており、これで累計調達額は約13億円になる。
今回調達した資金は、Helpfeelをはじめとするプロダクトの開発促進や、各プロダクトのセールス・マーケティング活動の拡充、採用の強化に充当される。
そのほか、Helpfeelをはじめとするプロダクトの開発推進、およびエンジニアを中心とする採用力の強化を目的として、経産省IPA未踏ソフトウェア創造事業に採択された秋山博紀氏が、新CTOに就任した。さらなる拡大ステージを見据えて、高い技術力に加えてVPoEとして組織を統轄してきた実績を持つ同氏が、エンジニアのマネジメント/組織運営のさらなる強化を図る。
なお、前CTOの増井俊之氏は、テクニカルフェローとして引き続き同社の新プロダクトの発明に注力していく。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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