Notion、日本市場における事業の本格展開を開始。日本語版正式リリースや日本法人設立によるサポート体制強化

　コラボレーションソフトウェア「Notion」を提供するNotion Labs Japanは、11月9日に開催されたイベント「Notion Japan 発表イベント for チーム」において、国内市場における事業の本格展開開始を発表した。日本語版の正式リリース、日本法人設立によるサポート体制強化を通じて、国内においてイノベーティブなチームを強力に支援する。

　「Notion」は、チームや個人のノート、ドキュメント、Wiki、プロジェクト管理など仕事に欠かせない機能を備えたオールインワンワークスペースで、プログラミング知識なしでカスタマイズできる。これまでバラバラに使っていたさまざまなツールを「Notion」内のワークスペースに集約したり、チームのワークフローにあわせて最適な形に組みかえたりすることで、生産性の向上・コラボレーションの促進・DXの実現に貢献する。

　国内のエンタープライズ市場では、特に2021年10月の日本語ベータ版リリース以降、企業ユーザーによる「Notion」の導入が加速した。2021年9月から2022年9月の1年間、チーム利用ワークスペース新規開設数の前年比伸び率は2.7倍、エンタープライズプラン前年比伸び率は2.3倍となった。

　また、企業ユーザーでは以前からスタートアップを中心に多く支持されてきたが、ベータ版リリース以降はスタートアップにおけるさらなる浸透に加え、急成長を遂げる中規模企業や大企業の特にDX推進部門、イノベーション推進部門、新規事業促進部門などでの利用が拡大した。「Notion Japan 発表イベント for チーム」では、トヨタ自動車 未来創生センター、SOMPO Light Vortex、スマートニュース、LayerXが活用方法を共有した。

　こうした企業利用の需要拡大に対応し、企業をより強力に支援するためには国内におけるサポート体制の強化が急務だった。企業において「Notion」の活用を強力にサポートするため、今年6月に日本法人のNotion Labs Japanを設立した。

　具体的には、ユーザー企業からの技術的な相談に応じるソリューションエンジニア職や日本における高度なサポートを提供する責任者などを採用してきた。また10月にはヘルプセンターを完全日本語対応にするなど、国内におけるサポート体制を整えている。

　なお、昨年のベータ版リリース以来国内ユーザーからのフィードバックをプロダクトに反映し、英語版同様に自然で直感的に利用できるUI/UXを実現できたと判断し、今回「Notion」日本語版の正式リリースに至った。さらに、組織の垣根を越えた「Notion」チャンピオン同士のつながりとサポートを促進できるよう、「Notionチャンピオンズコミュニティ」の日本語版も開始した。

　今後、屋外・交通広告において、国内における「Notion」の認知度のさらなる向上を推進し、サービス体制の強化、機能の拡充を通じてチームの生産性向上、コラボレーションの促進・強化、働き方の改革に貢献していく。