UX DAYS TOKYOは、認知バイアスに関する書籍『DESIGN FOR COGNITIVE BIAS』の読書会「バイアスを回避するためのデザイン」を、3月8日にオンラインで開催する。
『DESIGN FOR COGNITIVE BIAS』は、UXについて学べるカンファレンス「UX DAYS TOKYO 2023」でもスピーカーとして登壇するUXコンサルタント・コンテンツストラテジストのDavid Dylan Thomas氏による書籍。同書はまだ日本語版が出版されていないため、同読書会では英語版の書籍を購入し、辞書や翻訳アプリを片手に読む形式となる。読解に不安がある場合は、読書会スタッフによるサポートも受けられる。
読書会では、人が非合理的に意思決定する認知バイアスを学び、どのようにデザインすべきかを知ることができる。システム1で軽率に判断することを逆手に取ったデザインもある中で同書では、システム2で考えさせることで誤った意思決定を防ぐようなアプローチも紹介されている。認知バイアスが意思決定に悪影響をおよぼさないためにデザインがどうあるべきかを考えられるようになる。
「UX DAYS TOKYO」ではUXを勧めるために「視点と思考」を大切にしており、仮に解釈が間違っていてもディスカッションなどで理解を正しく深めることができる。みんなで読むことで頭に残りやすくなるほか、他の人の意見や解釈方法を聞くことでさらなる学びを得られる。一人で読む理解より、みんなで咀嚼することで理解の偏りや間違いがなくなることを特徴としている。
また、一見UXやUIデザインに関係がなさそうに見えて実はUX考え方や知識の基盤を養える書籍を取り上げている。「読む→アウトプットする→理解が深まる」という方式で進行していき、アウトプットでは担当箇所をGoogle スライドを使用してグループで発表する。
読書会の1週間前ごろに、当日使用するスライドを参加者に配布する。発表担当箇所の割り振り・資料作成は事前にスライドに書き込めるようになっている。当日のアジェンダは以下の通り。
- 発表資料作成
- 各時の発表
- ディスカッション
- オンライン開催
参加対象は以下の通り。
- 同書を読んでいる人
- 心理学・行動経済学に興味のある人
- UXデザイナー
- UIデザイナー
- プロダクトマネージャー・オーナー
- マーケター
- 企画・開発者
- エンジニア
開催日時は3月8日の19時~22時で、Zoomを使用して行われる。参加費は、一般参加が1500円、SNS投稿割引を利用した場合は1000円(いずれも前払い)。参加には事前の申し込みが必要。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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