豆蔵は、自社プロダクトのスタートアップを検討している企業向けに「アジャイル型プロダクト開発支援サービス」の提供を、7月に開始する。
アジャイル型プロダクト開発支援サービスでは、同社が創業時から行ってきたITコンサルティングで培った知見や、自社製品の対話型AIエンジン「MZbot」の開発で得た知見から、体系化したプロダクト開発方法論をプロダクト開発プロジェクトに適用することで、さまざまな課題やリスクを未然に回避・低減し、無駄なく効率的にプロダクト開発を進めることを可能にし、品質・コスト・スケジュール(QCD)のすべての面で成功率を向上させる。
さらに、プロダクト開発のリーダーであるプロダクトマネージャーやプロダクトオーナーを含む、関係者を同社のコンサルタントが伴走型で支援し、プロダクト開発のプロセスや方法論を組織全体に定着させることで、将来にわたって継続的に新しいプロダクトを生み出せる組織への変革を促進する。
プロダクト開発プロジェクトの企画フェーズから開発フェーズ(4か月間~8か月間程度)を実施することを想定した場合、初期リリース版の開発完了まで同社のコンサルタントが伴走型で支援を行う。
プロダクト企画フェーズでは、「プロダクト開発基礎知識講座」を通じて、新しいプロダクトを開発しビジネス化(収益化)するために必要な一般知識や進め方(プロセス)、成果物などの基礎知識を座学中心に学習する。さらに、アイデア創出やビジネスモデル・サービスモデルの検討を進める上で必要となる「企画・提案力」と、「調査・分析力」の基礎となる「ロジカルシンキング」の知識を座学とディスカッション形式で学ぶ「ロジカルシンキング講座」、アイデア創出を進める上で必要な「発想力」と「課題認識力(課題分析力)」の基礎となる「デザイン思考」の知識を、座学とワークショップ形式で学習する「デザイン思考講座」、具体的なフレームワークやテンプレートを使いつつアイデアやビジネスモデルを具現化するスキルを座学、ワークショップ、セッション形式で身に付ける「アイデア創出PBL」「ビジネスモデル検討PBL」を行う。
システム開発フェーズでは、実際のアジャイル開発プロジェクトが開始された直後から、迅速に成果を出すために必要なプロジェクト計画立案方法、工数の見積もり方法、各成果物の作成手法などを、実プロジェクトに近いチーム体制で疑似プロジェクトを通じて座学とワークショップ形式で学習する「アジャイル開発実践講座」、アジャイル開発プロセスの組織内定着化を促進すべく、同社のコンサルタントがアジャイル開発実践講座で習得したアジャイルプロセスが適切に運用されているかを確認し、成果物のレビューやPMOとしてシステム開発プロジェクトに参加する「アジャイル開発PBL」、プロダクトのリリース後に、プロダクト(サービスや製品)を適切かつ効率的に運用・保守するための運用設計(DevOps、ITIL4、システム監視設計など)について、同社のコンサルタントが設計のポイントの説明や成果物のレビューに参加しつつ、システム開発プロジェクトを伴走してプロダクト開発チームをサポートする「サービス運用設計PBL」を実施する。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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