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ユーザベース、2023年上半期の国内スタートアップ資金調達状況をまとめたレポートの速報版を公開

 ユーザベースは、同社の運営するスタートアップ情報プラットフォーム「INITIAL」において、2023年上半期(2023年1~6月)の国内スタートアップ資金調達状況を伝える「Japan Startup Finance 2023上半期」を集計し、レポートの速報記事を7月24日にINITIAL内で公開した。

 速報記事によれば、2021年末からグロース市場への投資の低迷、市場株価の下落が発生していたものの、その状況下でも国内スタートアップの資金調達環境は好調が続いており、今回はじめてスタートアップの資金調達環境の悪化が数値に表れはじめている。

 2023年上半期の、国内スタートアップによる調達額は3310億円と、2022年度の同時期(4160億円)よりも減少し、資金調達社数は同比16%増の1226社となった。

 とりわけ10~49億円の調達案件数が減少し、レイターへの影響が色濃く出ており、速報記事では今になって数値に環境悪化の影響が表れはじめた理由を考察している。

 一方で、事業法人や金融機関は積極的に投資を継続する姿勢で、新設ファンド数も好調であり、不安材料ばかりではなく、スタートアップの評価が利益重視に傾く中でトレンドに変化がみられる。

 なお、詳細なレポートについては7月31日にINITIAL内で公開する。同レポートでは、INITIALが独自に調査・集計したデータを80点以上の図表とともに掲載する予定で、スタートアップの資金調達動向を網羅的に掴める。

 あわせて、8月24日には同レポートに関する解説や記事、市場全体の動向に関する分析、今後の見通しなどを解説するセミナー「【解説セミナー】2023年上半期 国内スタートアップ資金調達動向 -Japan Startup Finance 2023H1-」をオンライン開催する。

 当日は、ベンチャーキャピタル・アニマルスピリッツを運営する朝倉祐介氏と、同レポートの執筆者であるユーザベースのシニアアナリストの森敦子氏が、スタートアップの最新動向を経済的・心象的変化を含めて解説する。

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