プレイドは、同社が提供するリーン・サイト運営プラットフォーム「KARTE Blocks」が、エン・ジャパンが運営する「engage」「ミドルの転職」など5つのサービスで導入された。これに伴い、「KARTE Blocks」活用の詳細について、デジタルプロダクト開発本部 デジタルマーケティング部 渡邊伶氏、金澤愛海氏、八ツ田穂波氏、加藤結帆氏のインタビュー記事が公開された。
「engage」における「KARTE Blocks」の導入背景とインタビュー記事のポイント
「engage」は、採用HP作成から応募者管理、採用までを0円から行える採用支援ツール。サービス改善に向けた仮説検証を素早く回すための開発リソースが不足していたため、マーケティングメンバーで素早くノーコードで施策実装ができる「KARTE Blocks」を導入した。初期は、新規の見込み顧客に対してサービスサイトやLPへの流入後に無料アカウントの登録を促進するため、おもにサイトの文言やクリエイティブの細かな修正、改善に向けた仮説検証(A/Bテスト)のために活用を開始した。
そこで「KARTE Blocks」の利便性や運用成果を確認できたことで、無料アカウント作成以降のステップに活用を広げ、現在は「engage」の一連のステップにおけるUI/UX改善のプラットフォームとなっている。
「engage」の利用ユーザー(求人掲載する企業)に寄り添うUX改善・管理画面のパーソナライズを「KARTE Blocks」で実践し、ユーザーの利用促進と有料プランの問い合わせ率の改善をともに実現している。また「KARTE Blocks」によって施策の実行ハードルが下がったことで、時間をかけて失敗する確率を減らすよりも、思いついたアイデアをすぐに試しその結果を改善に生かすことを良しとするチームへ変化している。
金澤氏はこれについて、以下のように述べている。
「KARTE Blocksがあることで、素早く施策を回していくというスタンスが強化されました。失敗しても、そこからの学びを次に生かせればいいと考えられるようになり、メンバーから「これ、KARTE Blocksでできる?」と気軽に相談されることが増えたんです。ディスカッションは活発になり、より挑戦しやすい環境になった」
「ミドルの転職」における「KARTE Blocks」の導入背景とインタビュー記事のポイント
「ミドルの転職」は30代・40代を中心としたミドル世代の転職を支援する求人情報サイト。求職者のニーズは多岐にわたるため、100種類ものLPを運営しながらサービスの新規会員登録を募っている。このような状況で、広告バナーだけでCVRを改善することに限界を感じ、月1回程度に止まっていたLP改善を推進できる体制を構築するために「KARTE Blocks」を導入した。
「KARTE Blocks」により、流入元のクリエイティブや訴求メッセージに合わせてLPのファーストビューを変更したり、関連コンテンツを増強したりする改善をスピーディーに実現。LP改善の効率化によって月当たりの仮説検証の実施回数が最大12倍となり、その結果CVRが6倍に改善する改善も生まれている。
今では、新卒の若手メンバーも含めて「KARTE Blocks」を活用したLP改善が当たり前になり、グループ内でLPOの実践知を蓄積できるようになった。
八ツ田氏はこれについて、以下のように述べている。
「LPを変更する際の作業時間が削減され、“考える時間”が増えた。実行した施策から新たな発見や気づきを見出し、もとの仮説を更新したり、更なる仮説を生み出す循環ができている」
「KARTE Blocks」は、タグを貼るだけでサイトのあらゆる要素をすぐに改修、素早く仮説検証を重ねて継続的なパフォーマンス向上を実現するプロダクトサイトをどこでも自由に更新、即反映することが可能で、思いついたアイデアをすぐに試せる。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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