Asobicaは、同社のロイヤル顧客プラットフォーム「coorum(コーラム)」の、SUBARUへの提供を開始したことを、11月20日に発表した。
SUBARUは従来より、顧客行動データの分析やデータ統合により精緻な顧客理解を実践しており、会員サイトやアプリでの顧客との交流を実施してきたものの、新たな顧客が参入しにくく企業からの一方的な発信が多くなっているという課題を抱えていた。
今後は、「顔が見える」コミュニケーションを顧客との双方向で行うべくコミュニティを導入し、以下のように活用していく。
- 顧客と社員(おもに技術者)が参加して、直接コミュニケーションを取ることによって、顧客への理解を深める
- 顧客と社員の双方向コミュニケーションを通じて、SUBARUのこだわりを伝えるとともに、クローズド環境でこそ収集できるUGC(ユーザー生成コンテンツ)を活用する
- Webサイトの閲覧、購入車種、ファンコミュニティでの行動などのデータを統合して、行動分析と施策の評価を行う
これらを実現し、「第3者が勧めるSUBARU」づくりを実現するためのUGCが創出されるコミュニティを目指して、coorumの導入に至ったという。
coorumの導入にあたっては、Asobicaのメンバーが定期的なコミュニケーション・議論を行うことで、事業内容・目的に寄り添ったコミュニティ構築・活性化の施策を支援する。
SUBARUのコミュニティサイト「スバ学」は、同社のCTOである藤貫哲郎氏を学長として、車の開発秘話や交流を楽しめるほか、デザイナーやエンジニアを含む社員と直接つながれる、大学をコンセプトにしたファンコミュニティ。キャンプやアウトドア、モータースポーツといった趣味軸で交流可能な「部活」では、オーナー同士が趣味を通じたSUBARU車の使い方などの情報を交換でき、「保健室」ではSUBARUの掲げる「安全思想」の裏付けとなるような体験談を会員やSUBARUに向けて発信することが可能となっている。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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