ファインディは、「Findy Team+」に「ミーティング分析β」機能を追加したことを、5月17日に発表した。β版では、Googleカレンダーのデータ連携を通じて開発チームのミーティング状況を可視化し、エンジニアの開発生産性向上をサポートする。
「Findy Team+」は、約300社(トライアル含む)の企業の開発生産性・開発者体験向上をサポートしてきた。同社は、利用企業や同社のプラットフォームに登録しているエンジニアの声をもとに日々プロダクトの改善を行う中で、利用ユーザーから「会議が多く開発に集中できる環境が整えられていない」「パフォーマンス改善に充てる時間がない」という声が聞かれるようになった。また、GitHubやMicrosoftなどによる開発生産性・開発者体験に関する研究でも、開発タスクへの集中度が保たれていることの重要性が語られている。
同社は上記に対応する新機能として、チームにおけるミーティング状況を可視化する「ミーティング分析β」を実装した。これにより、定期的な会議のアジェンダ・参加者の見直しや採用面接へのアサイン分散を通じてチームのミーティング時間を削減し、より開発タスクへの集中度を高められる。今後も利用企業の声を反映させた各種機能を順次アップデートしていく。
「ミーティング分析β」機能の特徴は以下の通り。
1.チーム全体のミーティング状況を可視化
時系列で、チーム全体のミーティング時間やミーティング数をチェックできるため、スクラムやアジャイルの開発を進める上で、スプリントのふりかえり時の傾向や、体制変更などのチーム状況の変更に対する影響の把握に活用できる。
2.メンバーごとのミーティング時間やミーティング数を可視化
メンバー単位でミーティング時間やミーティング数をチェックできるため、採用面接やプロジェクトのミーティングの増加により開発に時間を割けないメンバーの把握や、チーム全体で開発へ集中するための定量的なヒントを得られる。
3.チームメンバーが多く時間を割いているミーティングの特定
チーム内のメンバーが多く参加し、チーム全体としてリソースを割いているミーティングを特定できるため、ミーティングのアジェンダや参加人数の最適化を定量的なデータを基に進められる。
同社では現在、エンジニア組織の健康診断と「Findy Team+」の2週間無料トライアルを行っている。開発内容の健全性の診断と、改善に向けた実現性を確認できる。サービスデモによる機能紹介やトライアルを希望する場合は、専用フォームから問い合わせが必要となる。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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