ネオマーケティングとヴィアゲートは、両社のクライアント企業に対して高品質なマーケティングリサーチを提供することを目的に実施した、ネオマーケティングの調査データ分析ナレッジとヴィアゲートの生体データ(視線データ)計測技術を活用した検証の結果の第2弾を、5月22日に発表した。同調査は、30〜50代の男女に対して、5月10日に行われている。
同調査では、UIUX調査としてネオマーケティングのWebサイトに掲載されている、指定されたコラムを探すというタスクにおける完了までの生体データ(視線)を測定することで、タスク実行中および完了後のインタビューの回答内容と視線の関係性を確認し、視線と行動・発言の関連性を検証した。
インタビューを通じて、視線録画を見ない状態でのヒアリングだけでは、気づけない部分もあることがわかったほか、被験者が視線録画を見ながら回答することによって、行動と言動の矛盾や新たな気付きを得られることが明らかになっている。
具体的な行動の観察からは、言動と行動の矛盾が明らかになるとともに、被検者は検索結果ページにおいてタイトルのみを見ており、本文を見ていないことが確認された。
さらに、視線の録画データがあることでデブリーフィングで新たな気づきが得られたほか、視線およびタップの録画データがあることによって、どこを見てどう操作したのかがわかり、インタビューに参加できなかった人にも対象者の動きが伝わりやすくなっている。
両社は、今回の検証を通じてオンラインインタビューにおける視線を用いたUIUX調査(インタビュー)の可能性が見出されたことから、マーケティングリサーチの飛躍的な品質向上・価値向上を目指すべく、引き続きネットリサーチ・インタビューでの生態データ(視線)の最適な活用方法を検証していくという。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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