アイリッジは、15〜69歳以上の男女を対象に実施した、「アプリ利用体験に関するアンケート」の結果を、6月5日に発表した。同調査は、2月13日〜20日と2月16日〜17日の2回に分けて行われ、1回目の調査では4822名、2回目の調査では231名から回答を得ている。
調査結果によれば、調査対象者の74%が商品購入やサービス予約で迷ったり、手間取ったりした経験があると回答した。要因としては、「操作方法が直感的にわからない」「購入・予約までのステップが多い」を挙げる回答が多く、アプリの仕様面(重い・落ちる・エラー)よりも操作に関して不満を感じる人が多い。
アプリの操作に迷った際には、若年層ほどチャットボットやフォームなどで問い合わせをしていることが明らかになった。一方、50代・60代は自力で解決したと答える人が多く、「困ったらWeb検索」という行動が浸透していると考えられる。また、40代以降は問い合わせずに諦める人も多かった。
調査対象者が、デザインや操作性がよいと感じるアプリとしては、「Amazon」「LINE」「Instagram」「メルカリ」「楽天市場」が上位を占めている。これらのアプリのデザインや操作性を評価する理由としては、「メニューやボタンの直感的な理解のしやすさ」(67%)がもっとも多かった。あわせて行われた、決定ボタンの位置に関する質問でも、iOSとAndroidのガイドラインに基づいて多くのアプリが採用している「右」が使いやすいと答えた人が7割に達するなど、直感的に使える慣れたUIが支持されている。
調査結果の全貌はホワイトペーパーとして無料公開されている。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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