ファインディは、エンジニア組織の内製化を支援するKDDIアジャイル開発センター(KAG)と、7月16日から協業を開始することを発表した。システム開発の内製化支援の過程においてファインディが提供するエンジニア組織支援SaaS「Findy Team+」を活用して組織のパフォーマンスを可視化することで、開発生産性を向上するだけでなくエンジニア個人の成長の可視化による人材育成にも活用していく。
DXの加速によりシステム開発の内製化を進める企業が増加している。KAGでは、内製化の需要の高まりにあわせて大手企業を中心にDX推進企業の開発組織内製化の支援、そしてアジャイル開発の組織導入におけるさまざまな課題解決を支援してきた。支援の過程で、組織のパフォーマンスや個人の成長を可視化することは開発生産性を向上するだけでなくIT人材の育成でも重要であり、定性・定量の2つの面からバランスよく可視化しトラックしていくことが重要であると経験則から捉えていた。
そこで2023年11月には、KAG内の2つのプロジェクトにおいてエンジニア組織支援SaaS「Findy Team+」を導入し、開発チームのパフォーマンスと個人の成長の可視化に取り組んできた。開発組織のパフォーマンス可視化・向上、エンジニアの人材育成・成長の可視化を顧客企業でも実現していくためファインディとKAGは7月16日から協業を開始し、KAGが内製化を支援する顧客企業へ「Findy Team+」を特別価格で提供する。
KAGでは、はじめて内製化に取り組む組織や内製化の経験値に不安がある顧客に対して「Findy Team+」を導入し、スクラムチームのパフォーマンスを可視化することで以下のような価値貢献や内製化支援の提供を目指す。
- スクラムチームにとってアウトカムに貢献できる「よい状態」の具体化
- 「Findy Team+」で得たデータをスクラムチーム運営へ反映した、より成功再現性の高い内製化支援
- 不確実性を下げるエンジニアリングの支援
- チームの状態にあわせた適切な指標の設定支援
- アジャイルマインドの醸成
- 開発の適切な効率化とアウトカムの最大化
- 開発者体験の向上
- より安定したエンジニア育成
「Findy Team+」は、エンジニア組織のパフォーマンス向上を支援するSaaSサービス。GitHub、GitLab、Bitbucket、Backlog、Jiraなどを解析し、「Four Keys」や「サイクルタイム」を含む開発のアクティビティ・効率・クオリティなどを可視化することで、開発生産性・開発者体験向上をサポートする。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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