Spreadyは、GMOリサーチ&AIと新規事業開発領域における、相互サービスの利用に関する業務提携契約を、10月4日に締結した。
同提携では、Spreadyが提供しているインタビュープラットフォーム「Spready」と、GMOリサーチ&AIが提供しているパッケージ型調査サービス「GMO Ask for 新規事業開発」が連携し、ユーザーリサーチ(定量調査)とユーザーインタビュー(定性調査)の組み合わせによって、新規事業開発における調査結果の精度を向上させ、実践的な戦略の構築やプロジェクト成功を支援する。
Spreadyは、「Spready」を通じてユーザーインタビュー、PoCへの協力、協業といった、継続的なつながりによる新規事業開発をサポートしてきた。
GMOリサーチ&AIは、5月に「GMO Ask for 新規事業開発」の提供を開始し、定量調査による市場ニーズや自社の強み、課題の分析で新規事業開発を支援している。
両社のサービスを連携させることで、広範なデータの分析による数値的な根拠と背景となるユーザーの意見を組み合わせられ、より精度の高いデータ提供による新規事業開発のサポートができるとの考えから、今回の提携に至ったという。
具体的には、GMOリサーチ&AIがユーザーリサーチによって調査のプロが監修した調査モジュールを活用して高品質なデータから課題を絞り込み、Spreadyがユーザーインタビューを通じて聞きたい人に簡単に聞けるプラットフォームでデータの背景や理由、ユーザー感情を深掘りする。両サービスを組み合わせて、調査結果の精度や深さを向上させることで、新規事業開発における解決策の解像度を高め、担当者の意思決定の精度向上をサポートしていく。
おもに、エンタープライズ企業の新規事業開発担当者、スタートアップ企業の経営者などによる利用を想定しており、調査設計やインタビュー設計などにおける工数を大幅に減らせるので、新規事業開発をスピーディーに進められる。
10月10日12時〜13時には、GMOリサーチ&AIとSpreadyがケーススタディーを用いてユーザーリサーチとユーザーインタビューの実践的な知見を提供する、新規事業開発担当者を対象にしたウェビナー「はじめての定量調査講座 〜新規事業担当者のための実践ガイド〜」を開催する。参加費は無料で、事前登録が必要。
「Spready」は、新規事業に必要な出会いをワンストップで提供する「つながれる」インタビュープラットフォーム。機縁法をWeb上で行うことができるシステムを創業初期から実装可能にすることで、企業が求める人材を個人ユーザーから紹介してもらうことによってマッチングを実現する。
「GMO Ask for 新規事業開発」は、事業会社の新規事業開発部門やスタートアップの経営層向けのパッケージ型調査サービス。認知度計測モジュール、コンセプト評価モジュール、競合ベンチマークモジュールの3つの調査モジュールを用意しており、調査テンプレートに商材・サービスを当てはめるだけで簡単に調査を実施できる。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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