レクシエスは、国内の企業でカスタマーサクセス(またはそれに類する)活動に携わる人を対象に実施した、「カスタマーサクセスに取り組む企業の活動状況」に関するアンケート調査の結果を、10月10日に発表した。同調査は、6月24日〜7月22日の期間に行われ、90名から回答を得ている。
調査対象者に、オンボーディング時の顧客支援内容を尋ねたところ(複数回答)、「操作説明」や「目標設定支援」(どちらも83.3%)を中心に、複数施策を組み合わせた初期段階の手厚い支援がみられる。
アダプション時の顧客支援内容としては(複数回答)、「問い合わせ対応」(63.3%)や「定期的な利用状況・困りごとなどのヒアリング」(57.8%)が上位を占めた。一方で、「高度な問題解決やコンサルティング」(25.6%)や「チャンピオンの育成」(21.1%)といった、より踏み込んだ支援の実施率は低い傾向にある。
顧客支援時に課題として感じていることを尋ねた質問(複数回答)では、「成果(アウトカム)の創出」が半数超で最多となった。
カスタマーサクセス人材の採用時に重視していることを尋ねたところ(複数回答)、スキルセットとしては「問題解決力」「法人折衝経験」「論理的思考力」、マインドとしては「顧客志向」「プロ意識」「自律性」が上位を占めている。
社内で提供する教育やトレーニングとしては(複数回答)、「OJT」(78.9%)や「ナレッジリストの提供」(58.9%)を挙げる回答が多かった。
カスタマーサクセスの組織や人材に関する課題を尋ねた質問(複数回答)では、「リソースが不足している」がもっとも多く、以下「CSMの業務が属人化している」「CSMの知識・スキル・経験不足」が続いている。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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