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ProductZine Day 2024 Summer

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特集記事(AD)

医師3人に1人が使うアプリ「HOKUTO」──PMFや急成長の契機となったユーザー体験の刷新とは?

目的志向の組織文化におけるプロダクトマネージャーの存在意義

 ユーザーである医師からも声があがっていなかった検索エンジンを優先的に強化するという、組織としてのジャッジを行ったのは、プロダクトマネージャーである山本氏だ。しかし、その意思決定は「誰かが気づいてアラートをあげたから」ではない。あくまで先述の3つのバリューのもと、目的をもってデータを分析し、その結果をチームで共有することで「誰もが気づき、これをやる必要がある」という納得感が醸成されたからと言う。

 山本氏は、「データ分析は『データから何を抽出するか』と“データありき”の発想になりがちだが、本来は『目的のためにデータから何を知りたいか』というアプローチが必須。チームとしてそうしたアプローチがかなうのは、バリューの一つである『For Objective:目的を意識して達成に執着する』を重視し、行動指針として浸透しているから」と語る。そして、「疑問をもってユーザーを観察し、仮説を立て、その検証のためにデータを活用する。基本的な考え方に基づき、泥臭くとも実直に実施したことが、結果として功を奏した」と振り返った。

 また、HOKUTOでは、プロダクトマネージャーと医療従事者の知見の融合を重視している。医療領域は一見すると専門性が高く、近寄りがたい印象を与えるかもしれない。しかし山本氏は、プロダクトマネージャーに求められる本質的なスキルは医療分野でも変わらないと指摘する。「ユーザーの顕在的・潜在的課題を深く理解し、解決策を考え、効果を検証する──これらの基本的なスキルが最も重要だ」と山本氏は説明する。医学的な専門知識については、社員の約10%を占める医師陣との密な連携により補完できると言う。この体制により、日々の意思決定に医療現場の視点が自然と組み込まれる仕組みが確立されている。

 そして、何か課題やペインが見つかったときや、新たな価値創出が必要となるときには、解決すべき課題や取り組むべき施策についてのプライオリティ付けもプロダクトマネージャーの重要な役割だ。山本氏は「プロダクトの状況による」と前置きしつつ、「サービス開始から間もないときは、最も効果的に提供価値を高めるKPIとして『リテンションレートの向上』が必要と考えた。たとえ会員登録者を増やしても、リテンションが低ければ焼け石に水になる。そしてリテンションを上げるために最も効果が高いのは、検索エンジンの改善という改善幅が大きいテーマに取り組むことと考えた」と語る。

社会的意義や市場規模が大きい「医療業界」に共に挑戦する仲間を募集

 現在、「HOKUTO」は5年目となり、アプリとしては成熟期を迎えつつある。すでに多くの医師からの支持を獲得しており、改善や新機能を通じて、現場で働く医師への貢献度を大きく高めていく基盤が構築されてきている。その結果、医師のサポートを通じてその先にいる全ての患者さん、ひいては医療業界全体にインパクトを与えられるポジションを狙える存在となっている。

 山本氏は、「HOKUTOのビジネスは、数十人規模のコンパクトな組織でも大きな価値を提供できると考えている。その分、一人ひとりの社員がプロダクトに大きな影響力を持つことができ、だからこそ高い水準の成果が求められる」と語る。

 HOKUTOでは、フルリモート勤務やフレックスタイム制、裁量労働制といった柔軟な働き方を導入している。このような自由な勤務体系の中で事業の成長を実現できているのは、社員一人ひとりが高い基準を持ち、バリューを徹底して重視する文化が根付いているからだと言う。

 山本氏は「場当たり的に『とりあえずやってみる』というスタンスではなく、事業の将来像を共有し、そこから逆算して組織として何をクリアすべきか、その中で個人が何を担えるか、担うべきかを決めている。自分がやっている業務が何のためにやっている業務なのかということを常に理解し、納得感を持って働けることは大きな魅力」と語る。

 山本氏は現在、HOKUTOの基盤機能の強化に加え、生成AIを活用した新機能の開発にも注力している。「現在、若手医師層での普及は進んでいますが、製薬企業の主要ターゲットであるベテラン医師層への浸透は課題として残っています。この状況を打開する鍵として、生成AI技術に大きな可能性を感じています」と語る。すでにAIによる論文検索・要約機能の提供を開始しており、ユーザーからの反応も上々だと言う。山本氏によれば、今後はAI機能のさらなる拡充を予定していると言う。具体的な計画については明かせないとしながらも、「医師の業務効率化と、製薬企業のマーケティング支援、この両立をサポートできるよう、技術の可能性を追求していきたい」と意気込みを語った。

 医療という社会的意義や市場規模が大きい領域に関わることは、その分大きなチャレンジができるということでもある。そのスタートラインに立てるのは、またとないチャンスと言えるだろう。目的志向で本質的な価値の追求に情熱を傾けたいという人なら、HOKUTOのバリューとの親和性も高く、自身の自由な働き方も手に入れられる。興味のある方は、求人へ応募、またはカジュアル面談を申し込んではいかがだろうか。

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この記事の著者

伊藤 真美(イトウ マミ)

エディター&ライター。児童書、雑誌や書籍、企業出版物、PRやプロモーションツールの制作などを経て独立。ライティング、コンテンツディレクションの他、広報PR・マーケティングのプランニングも行なう。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:株式会社HOKUTO

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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https://productzine.jp/article/detail/3077 2024/12/20 12:00

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