Brazeは、同社の提供するカスタマーエンゲージメントプラットフォーム「Braze」が、フリー株式会社(以下、freee)が運営する統合型クラウドERPにおけるユーザーの体験価値向上のためのコミュニケーション基盤として採用されたことを、1月22日に発表した。
freeeでは、確定申告期といった繁忙期における利用ユーザー数が増加する中にあって、大量のメッセージ配信にともなう課題に直面しており、とりわけタイムリーな配信や最適なコミュニケーションタイミングの確保が難しく、既存システムではスケーラビリティやメール中心の運用面で限界があったという。
さらに、顧客体験の向上と効率的な運用を目指す中で、プロダクト内でのコミュニケーションと連動して、アプリやLINEを含むマルチチャネル対応の必要性が明確になった。
今回のBraze導入は、これらの課題を解消して利用ユーザーの体験価値を高めるとともに、他サービスの利用促進や継続的なサポートの充実を図るべく決定されており、Brazeの導入によってメールだけでなくアプリやWebといった多様なチャネルを通じて、ユーザーのニーズに応じた一貫性のあるコミュニケーション実現を目指す。
あわせて、繁忙期における迅速かつスムーズなコミュニケーションを、低い運用負担で展開することが可能になるため、顧客体験の向上と効率化を両立し、さらなる成長を目指していく。
Brazeの導入では、以下のような効果が期待される。
- 利用ユーザーの体験価値向上
- 繁忙期における円滑で迅速な業務運営の実現
- ユーザーのニーズに応じた適切なコンテンツ提供と情報発信
- 適切なタイミングでの他サービスへの関心喚起と利用促進
- 体験価値の向上によるブランドへの信頼獲得
Brazeは、「Be Absolutely Engaging.」を実現するカスタマーエンゲージメントプラットフォームであり、マーケティング担当者はあらゆるデータソースからデータを収集、施策実行ができ、1つのプラットフォームからマルチチャネル、かつリアルタイムに顧客とパーソナライズされたコミュニケーションを可能にする。さらに、AIで仮説検証と最適化を繰り返しつつ、大量配信を支援するスケーラビリティーによって、ハイパーパーソナライゼーションを実現してブランドに熱狂するファンとの魅力的な関係を構築、維持できる。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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