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企業のAI戦略を個人からチーム最適へ転換、アトラシアンが明かす成果を上げる3つの柱と提言

 アトラシアンは6月10日、AI時代のチームワークに関する大規模な調査結果を発表した。本調査は6カ国1万2035名のナレッジワーカーおよび172名のフォーチュン1000企業経営幹部を対象としたものとなる。AIが個人の作業スピードを押し上げる一方で、チームの連携や意思決定、優先順位の整合性に新たな負荷を生み出している実態が明らかになっている。

企業のAI戦略における重点領域の調査結果
企業のAI戦略における重点領域の調査結果

 調査によると、経営幹部の89%がAIによって作業スピードが向上したと回答する一方、コラボレーションが改善されたとの回答は48%にとどまる。さらにAI投資のROIを明確に示せると確信している経営幹部はわずか6%であり、58%はROIの測定方法すら分からないと認めている。その背景には、企業のAI戦略の67%が個人レベルまたは特定領域に偏重し、チーム単位での活用に焦点を当てているのは24%に過ぎないという歪みがある。

 また、AIによってチーム間のパフォーマンス格差が拡大したと回答した経営幹部は55%に上る。日常のワークフローにAIを実際に組み込んでいるナレッジワーカーは29%であり、AIを「チームメイト」として活用できているのは15%にとどまる。自社のデータやナレッジ基盤がAI向けに最適化されていないと回答した割合も69%に達しており、戦略なきAI導入による重複作業や連携の混乱はフォーチュン500企業において年間推定1610億ドルの損失を生んでいる。

 このような課題に対し、AIを活用して持続的な成果を上げているトップチームは、明確なゴール共有と信頼できるナレッジ基盤を構築する「コンテキスト」、人間とAIの役割を明確にする「ワークフロー」、継続的な学習と実験を奨励する「文化」の3つの柱を実践している。アトラシアンは企業に対し、個人最適から「チーム最適」への転換や、人間とエージェントのコラボレーションを前提としたワークフロー全体の再設計などを提言する。

 なお、本調査の内容は6月16日(火)の10時から19時にかけてザ・プリンスパークタワー東京(東京・港区)で開催されるイベント「Atlassian Team on Tour Tokyo 2026」でも紹介される。参加を希望する場合は、公式のWebサイトより申し込むことができる。

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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)

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