Sun*とアルファドライブ、新規事業の立ち上げ支援に特化したジョイントベンチャー、GROWGRITを設立

　Sun Asterisk（Sun*）とアルファドライブは、4月に新規事業のテック支援全般を手がけるジョイントベンチャー、GROWGRITを設立したことを、5月7日に発表した。

　Sun*は、現在4か国・6都市において2000名を超えるエンジニアやクリエイターが在籍するデジタル・クリエイティブスタジオ事業を展開している。ビジネス・テック・クリエイティブの三位一体での事業開発に強みを持つほか、デジタル領域に特化した人材支援を行うタレントプラットフォームサービスを掛け合わせることによって、人材紹介から事業開発まで一貫したサポートを実現する。

　アルファドライブは、2018年の創業以来、企業内からの持続的な新規事業創出を実現すべく各種ソリューションを開発・提供し、これまで200社・2万件超の企業と新規事業アイデアの創出を支援してきた。アイデア創出だけでなく、その後の事業立ち上げに向けた伴走にも強みを持つとともに、近年は0→1（アイデア創出から事業化まで）の支援に加えて、新規事業の1→10〜（立ち上げ・拡大）フェーズの支援にも注力しており、その中で新規事業の「プロダクト」「システム」「アプリケーション」の開発支援の引き合いも多く受けている。

　今回、設立が発表されたGROWGRITは、両社が持つ新規事業開発・プロダクト開発・DXに関わるアセットとナレッジを結集して、「新規事業を着実に前進させ、立ち上げ、拡大していくこと」にコミットするプロダクト開発支援を提供するための組織であり、「モノを作って納品すること」ではなく、「事業の仮説検証を無駄なくスピーディーに前進させ、新規事業として勝ちあがっていけること」をすべての念頭に置きつつ、アジャイル型を中心としたプロダクト開発の全般的なソリューションを提供する。

　おもな対象ニーズは以下の通り。

• 仮説検証フェーズで活用できるMVP（Minimum Viable Product、最小限の実用製品）・プロトタイプをつくりたい
• 本格的な開発に向けて技術検証・要件定義を進めたい
• 実開発を進めるにあたって、プロダクトマネージャー・エンジニア・デザイナーなどの体制を調達したい
• 自組織の中に内製の開発部隊をつくっていきたい

　具体的には、新規事業の0→1フェーズからプロダクトを本格開発してグロースを目指していく1→10〜フェーズまで、一貫して開発の伴走を支援していく。

　また、GROWGRITの設立にあたって、Sun*の代表取締役である小林泰平氏、アルファドライブの代表取締役である麻生要一氏による、対談インタビュー「【トップ対談】これからの『新規事業×プロダクト開発』の勝ち筋 新規事業における開発メソッドを科学する——GROWGRITの展望 AlphaDrive 麻生要一×Sun* 小林泰平」が公開されている。