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ProductZine Dayの第4回。オフラインとしては2回目の開催です。

ProductZine Day 2025

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プロダクトづくりが捗るエキスパートから学ぶFigma/FigJam実践活用術

「ともに創るデザイン」の実現へ──Maker Collective Tokyo イベントレポート

プロダクトづくりが捗るエキスパートから学ぶFigma/FigJam実践活用術 第10回

Figma Slidesで実現する部署横断コミュニケーション

 株式会社Sales MarkerのCDO岡直哉氏は、「13部署をつなぐFigma Slidesの力」をテーマに発表。急成長するスタートアップでのFigma Slides活用事例を紹介しました。

 同社では創業4年で4名から307名に組織が拡大する中、13の本部からなる組織全体でFigma Slidesを活用。従来の資料作成では課題であった、ファイルサイズが大きくなりすぎたり、デザイナーとの連携が煩雑になりすぎたりといった問題が、Figma Slidesの導入で解決したといいます。

 特に印象的だったのは、「資料作成中に他の本部長が見にくることで、良いスライドのデザインや構成をお互いに使い合う文化が生まれた」という点です。岡氏は「透明性が増し、コミュニケーションが活性化した」と語り、オンラインコラボレーションツールならではの「作業中ののぞき見」が部署や組織階層を超えた相互アクセス性の向上につながることを示しました。

Figma Buzzによるブランドアセット作成の民主化

 ファインディ株式会社の向晃弘氏は、「『ともに創るデザイン』を加速させるFigma Buzz」について発表。同社では年間1000を超えるコミュニケーションクリエイティブを13名のチームで制作しており、その大量のアウトプットを支える仕組みとしてFigma Buzzを活用していることを紹介しました。

 従来のコンポーネント活用における課題である、コンポーネントがいつの間にか分解されてしまうことや、大量生成の困難さをFigma Buzzが解決することを具体例で示し、AIによるキャッチコピー生成とバルクデータ読み込みを組み合わせた活用法を披露。

 特に「30個のバナー生成を5分以内で完了」という効率性を実演し、さらには「2025個のバナーを一度に生成する」デモを披露し、会場を沸かせてくれました。

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Figma Drawがひらく新たな表現の可能性

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この記事の著者

谷 拓樹(Figma Japan株式会社)(タニ ヒロキ)

Figma Japan株式会社デザイナーアドボケート。中小企業向けのSaaS、フリーランスでの受託、起業やスタートアップでの開発チーム立ち上げを経験。Webのフロントエンド開発や、UI・UX設計をおこなう。現在はFigmaのマーケティングやリソースの設計・開発に取り組んでいる。またデザインシステムに...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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