ProductZineを運営する翔泳社より、10月14日(火)に書籍『Noを伝える技術 プロダクトマネージャーが教える「敵を作らずに断れるようになる」作法』が発売となりました。
本書はソニー子会社やユニクロ、マクドナルドなど様々な企業でプロダクトマネジメントを経験し、2024年には起業した飯沼亜紀さんが、ビジネスを成功させるための「断る技術」について解説した書籍です。
上司からの無茶振りや、顧客・クライアントの要望にはついYesと言ってしまいがちです。しかし、Yesだけでは自身やチームの成長はもちろん、ビジネスの行方もわからなくなってしまいます。そのため、無理なことに対していかに断るか、Noと伝えるかが重要となります。
とはいえ、人間関係や会社関係を考えると、なかなかNoとは言えないのが実情です。本書ではそこにも焦点を合わせ、関係を損ねずにNoを伝える方法や、NoではなくNotで考える方法について紹介しています。
多種多様な現場で仕事をしてきた著者だからこそ、どんな業界やフェーズでも使える「Noを伝える技術」を学べる1冊です。プロダクトマネージャーであるあなたの「やらない勇気」が、チームとプロダクトをきっと救うはずです。
目次
序章 「Noを伝える技術」が必要な理由
なぜNoと言うことができないのか?
プロダクトマネジメント思考がすべてのビジネスシーンに効く理由
プロダクトマネジメントのエッセンスがあなたの仕事を前に進める
優れたプロダクトマネージャーは断るのもうまい
プロダクトマネジメントがうまくいくと何が起こるのか?
第1章 Yesばかりでは成長できない
「Yes」と言うほうが「No」と言うより何倍も簡単
「できることを全部やる」でビジネスは成功するのか?
Yes・Noの判断を狂わせる「ビルドトラップ」
イエスマン文化からの脱却
第2章 Noを伝えるときに必要な3つの要素
勇気より大切な「ブレない軸+信頼+伝え方」
相手は敵ではないし悪意も持っていない
Noを伝えるメンタルを作るためのセルフチェック
少し時間的猶予があるときのミニワーク
第3章 ブレない軸を持ち判断の基準を広く示す
ビジョンをシャープに設定し軸を作る
ビジョンからロードマップ、さらに行動レベルへの展開により見通しを示す
軸がないと人も組織も揺らぐ
第4章 厳しい意見を言いながら高め合える信頼関係
「No」を言っても嫌われない信頼関係を築く技術
信頼を得ながらこちらの立場を理解してもらうための3つのステップ
Noと言わずに済むこともある
NoがNoが言える組織に必要な「心理的安全性の高さ」とは?
第5章 Noを効果的に伝えるための工夫
曖昧な返答は誰にとっても不幸
Noと思ったらまずNot(〜ではない)で考える
依存関係やビジョンとの整合が考慮されているかが鍵
依存関係の整理で「詰まる場所」と「効率を底上げする場所」を可視化する
ビジョンとの整合は単体だけでなく累積でも確認する
正しい課題にはポジティブなNoを
ほとんどの場合はNoと言うことなくNoを伝えられる
Noを伝えた後に期待できること
ネゴシエーション・代替案提示の技術入門
第6章 KPIと上手に付き合いながらNoを伝える
ビジョンからKPIを定義する
数字に語らせることでNoの説得力を最大化するデータストーリーテリング
説明に効くNICOフレームワーク
第7章 さらに効果的にNoを伝えるために
うまくいかないときの対処法
文字によるコミュニケーションの際はトーンを使い分ける
クロスカルチャーやリモート環境でのコミュニケーション
第8章 Noを伝えることで目指す世界
確実に価値のあるものだけを提供し継続的に必要な価値を追加する
やるべきか迷うときにどう判断するか?
アジャイルの本質:実験と学習を積み重ねる文化
真に生産性の高い状態は「No」から生まれる
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【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社
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